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大阪北部で大地震、その時の状況判断の難しさ。

6月18日午前7時45分、自宅にて身支度を終え、そろそろ会社に出かけようかという時間。
家内や娘も出勤の身支度中であった。

7時48分、下から突き上げるような大きな振動。
その後、まるで船にでも乗っているかような大きな横揺れが続いた。
警報機が鳴り響き、照明器具がゆっさゆっさと揺れている。

正直、私は只うろうろとするだけだった。
よろよろと何とか歩き、ベランダのほうへ向かう。
揺れは収まり、リビングの水槽の水がこぼれた。

こぼれた水をきれいに掃除をして、8時10分。
八尾空港からヘリコプターが飛ぶ音が聴こえた。
状況確認のためだな。
迅速な対応だなと思った。
そして出社のため家を出た。

私はTVやラジオで情報収集をするために車で出かけた。
家内もその後すぐに、出勤のために家を出た。

8時30分、TVの情報だと大阪府内のJR線、私鉄、地下鉄前線で運転見合わせとの事。
運行の目途は立たない。
また大阪府内17万件停電の情報が流れる。
高槻で火災発生との情報も。

家内より電車が動かないので会社まで送ってほしいとのラインが来た。
折り返しTELしても電話が混線していて通じない。

8時45分。電車内で待機していた乗客が線路沿いに誘導され、避難を始めたとの情報が入ってきた。
この時点で現状の緊急性が分かった。

現在大阪府内の交通網はマヒしているとのこと、電車に乗っている人も避難誘導をしていること、また今日は会社に行くべき状況ではない旨を家内にLINEで伝えた。

8時50分、そろそろ社員が通勤で出かける時間帯。
社員から連絡が入る。

「電車が止まっているけどどうすれば良いか」とのこと

「運転再開するまで自宅待機」と一斉連絡。

9時00分。
高槻に住んでいる社員より電話。
屋根の瓦が落ち、室内の壁が崩壊していて出社が出来ないとの事。
10分ほど前に自宅待機との連絡網を流したと応答。

するとJR大阪駅のエレベーターが止まっている光景がTVで流れた。
駅構内は危険なので駅の外に出るように乗客を誘導しているとの事。

家を出て一時間。
道路は渋滞でなかなか動かない。

車から周りを眺めているとスマホを眺める人たちが沢山。
地下鉄今里筋線の駅ではすでにシャッターが下ろされ、駅には入れない状況。

バス停には数人の人が並んでいるものの、大半の人は駅周辺にてスマホで情報収集をしているという印象。

9時過ぎよりこれまでCMを挟まずに震災情報を伝えていたTV番組がCMを挟むようになる。
それほどの大災害ではないという事なのか・・・

9時15分。
10時より気象庁による会見があるとの情報

10時までには社に到着するつもりで家を出たが、到着したのは10時20分ごろ。

予想の通り、エレベーターは動かない。
10階まで非常階段を登る。

社内を確認してみるとPCのモニターが数台倒れている程度だった。
電気も来ているし、社内ネットワークにも異常はなかった。
社内にTVがないのでAbemaTVで情報を収集。

普段通りに何件か仕事のメールが来ているので対応。
会社の電話は全然ならない。

取引先に電話をしても混線で繋がらない。

12時00分。
交通機関は運行の目途が立たず、本日は休業とすることにした。
たとえ午後からいくつか電車が動いたとしても今日はもう仕事どころではないだろう。

12時45分。
近鉄が運行再開との事で家内より、今から仕事に出かけるとの連絡。
何やら本日研修セミナーの受講の予定があるらしい。
家内は某有名な保険会社に勤めているが、その対応は保険会社としてどうなの?
と率直に思った。

お腹が空いたので昼食のため再び非常階段を降りる。
まだエレベーターは動かないらしい。

近所の個人商店のうどん屋に行くものの今朝はガスが止まっていてうどんを茹でる釜の準備が間に合わなかったとの事。
丼なら何とか、でも人手が足らないとのことで諦めてチェーン店へ。

天下一品が開いていた。
店長曰く、石切から扇町まで自転車で出社したのだとか。

扇町界隈はいつもと違って、全然人が少ない。
出社できない人も多いのだと思う。
阪神高速が全面閉鎖しているので都会の喧騒もなく、只々静かだった。

隣のビルでは足場の解体作業をしている。
余震が続いているけど大丈夫なのだろうか。

また公園ではお年寄りがゲートボールを楽しんでいる。

この光景を目にすると何気ない日常に戻りつつあるのではと思ってしまいそうだ。
でもこの時点では事態が収束に向かっているのか。
それとも拡大して行くのか判断が付かない。

災害時は何よりも情報が大切。
公共交通機関の対応状況を知ると今後どのようなことが起こるのか想像することが出来たし、
対応の緊急性も判断が付く。

しかし、なぜ地震の後、すぐに通常通りに出勤をするという行動をしたのだろうか?
あの時、家内の出勤も止めなかったし、娘も普通の日常を過ごそうと身支度を進めていた。
家族みんな、ただ普通に日常を送ろうとしていたわけだ。

動揺をしていたのだろうか。
確かにそれもあるかもしれない。
冷静に落ち着くために何げない日常のようにしたかったのかも知れない。

でももし、その後すぐに本震でも起こったなら、家族はバラバラとなっていた。
私が家族が出勤するのを制する判断をすべきだったと今なら思う。

とにかくこれから1週間はいつ本震が起こっても不思議ではないとの事。
災害時の冷静な判断とは難しいものだと痛感した。

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投稿者:廣田 泰規
2018年06月19日火曜日 | 20:20
ホームページ制作会社の想いやグチとか、その他雑感を書いております。たまには大阪ローカルネタ等も

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