株式会社ぐるなびで約6年間、広報として様々なトレンドを仕掛けてこられた栗田朋一さん著
「新しい広報の教科書」を読了しました。
この本、広報担当者でなくとも、コンテンツマーケティングを行っている方、またはブログなどを書かれている方にとって、とても参考になるのではと思いご紹介させていただきます。
内容は「自社製品、サービスをPRする際に、如何にして社会的関心を持つストーリーを創るか」と言う話を具体的な事例で紹介されています。
これってコンテンツを創る際のマインドと全く同じ考え方だと共感しました。
その真髄は「常に 記者目線に立って、今起こっている社会現象と自社の活動との親和性を創作する」事です。
帯には「カネは要らない、コネとつくれ!」とあるので人脈形成の指南術ではと受け取れます。
確かにそのような内容も書かれておりますが、それ意外にも多々、学ぶことが多い本です。
商談力や交渉力の戦術として、キーマンを見つけ、こちらの思い通りに事を進めるための対策や、どのようにして興味を持って貰うのかといった内容を実践で紹介されています。
広報担当者に関わらずこれらの思考法は営業手法としても活用できる内容だと思います。
まだ読まれてない方にネタバレするといけませんので詳しい情報はお伝えできませんが、
さすがに広報として数々のプレスリリースを書いているだけあって非常に読みやすく、かつ著者の熱いメッセージが伝わってきます。
自分から積極的に仕掛けて、結果を出すって事。仕事を楽しむために重要です。
自分に不利な環境や、周りの協力が望めないとやさぐれ、諦めず、積極的に自分の周りを変える努力をすれば、仕事って格段に面白くなりますよね。
以上、企画力を養うための良本でした。
ご清聴ありがとうございました。