2018年1月7日。
この日の大阪の天気予報は最低気温3℃、最高気温9℃。
日中の天気は晴れ時々曇りとの事。
前々から計画をしていた雪山登山をするなら今日が頃合いかな。
今年こそは一人ぼっちでも絶対雪山に行くぞと決めて、年末に軽アイゼンを買っておいた。
モンベルの人曰く、金剛山という身近な山であっても、軽アイゼンではなく、普通のアイゼンを装着したほうが良いとの事。
つま先の力の入れ方が全然違うらしい。
そりゃそうだろうけど、何回登れるか分からないし、とりあえず一回これで登ってみようと・・・
再びモンベルの人曰く、でも軽アイゼンで登っている人は非常に多い、地元の人は長靴で登る人もいるらしい。
その日の山の状況を的確に判断し、無理はしないようにとのこと。
そんなわけで10時35分に金剛山登山口の駐車場に到着。
ちょっと遅めの出発でした。
駐車場は軒並み満車状態。
路肩の溝ににタイヤがはまって動けない車もあった。
やや離れた場所にようやく1台だけ駐車出来るスペースを見つけて何とか駐車スペースを確保。
有料駐車場で1日500円とのこと。
ここで登山者から声をかけられた。
何やら駐車料金の500円玉がないらしい。
詳しく話を聞くと、ここの駐車料金はナンバープレートの番号を記載した用紙と一緒に500円きっかりの料金を料金ポストに入れるとの事。
1000円札しか持ち合わせがないので一緒に2台のナンバープレート番号を書いて1000円札で支払いが出来ればとの事らしい。
そういうことなら是非一緒に支払いをしましょうって事で、一緒に支払いを済ませて、500円玉を相手に渡す。
これから車で金剛山に行ってみようという方、500円玉のご用意を忘れずに。
ちなみに登山口前の駐車場は600円です。
かなり登山口から離れた駐車場に車を停めることになったので、登山口まで10分ほど歩くことに。
このあたりの気温は4℃。
去年の3月以来、約10ヶ月ぶりの金剛山登山です。
いつも登り始めのこの急坂で息が上がる。
いよいよの山の中へって事で上着を脱いで、手袋装着。
すでに体が熱い。
三合目までにある最初の綴織の階段。
いつもここで体力が奪われるんですよね。
いつもながら5合目までは非常に体が重い。
カメラ2台に45リットルのリュックを背負っての登山。
金剛山登山で45リットルのリュックを背負っている人はあまり見かけません。
みんなもっと軽装で24、25リットルのリュックが多いですが、私の場合は思わぬ悪天候でも2台のカメラを避難できるように大きめの容量のリュックを持っていきます。
まぁ金剛山は真冬でもほとんど手ぶらで登る方も多いですけど。
随分と雪深くなってきたのでこのあたりでアイゼンを装着。
体が慣れてくるのかいつも5合目あたりから体が軽くなる感じ。
5合目あたりの木々はまだ樹氷ではなく、枝に雪が積もっただけという感じ。
木の枝に積もった雪が解けて落ちてくる。
その時にさらさらと舞う粉雪が光に反射してまるでダイヤモンドダストのよう。
7合目、8合目あたりまで登ってきました。
時刻は12時20分。
登り始めてから1時間20分程度。
このあたりでようやく山頂の尾根が見えるようになってきた。
樹氷が見える山頂までもう少し。
ようやく9合目。
この辺りから樹氷が・・・
まるで氷の花が咲いたようで美しい。
樹氷は大気中の水蒸気が凍って木に付着した氷の結晶。
この日は天候もよく、非常にきれいな樹氷の景観を楽しめました。
今日は天候もよく山頂は登山者で賑わっていました。
春に登ったときよりも人が多い。
ソリ遊びを目的に登ってくる子ども達や外国人観光客も。
誰が作ったのか非常に良く出来たキティちゃんの雪だるま。
この日の山頂の気温は0℃。
10分もすると火照っていた体が震えるほどの寒さに。
とにかく暖かいご飯を食べるために炊飯の準備を。
って見渡すとベンチは満席状態。
シートを敷いてひとまず陣地を確保。
山頂ではカップ麺を食べている人が圧倒的に多い。
そして缶ビール持参率も高い。
雑炊です。
雪山の山頂で食べる雑炊はやっぱり体が温まります。
家から生卵と冷凍ご飯、ヒガシマルのちょっとぞうすいを持参してきました。
これが手間がかからず調理が楽なんです。
山頂はまさに白銀の世界。
登りの疲れが吹っ飛ぶほどの美しい景観です。
ザクッザクッとアイゼンが雪に刺さる音。
冷たいけど澄んだ空気。
そして真っ白な山の景観。
真冬の登山も楽しいものです。
気軽に登れる山なので気になった方は是非、チャレンジして見てくださいね。
ではでは。