でんぼの神様として参拝者の多い石切神社。
そんな参拝者で賑わう石切参道商店街にあるのが河内木綿はたおり工房。
石切参道商店街を歩いていて偶然見つけた場所。
これはこれは興味深い。
が、佇まいが普通の民家なので、少々入りづらい・・・
しばらく工房の前で入るかどうかためらう訳ですが。
「ご自由にお立ち寄りください。」と書いてある。
この言葉に背中を押されてすたすたと玄関まで。
ミニコースター作り、糸紡ぎ体験が出来るとのこと。
玄関にて「こんにちは」と声をかけると、
奥の方から「どうぞ、どうぞ、上がって下さい」との声。
靴を脱いで家の中に上がってみると・・・
広い居間に糸を紡ぐ糸車が展示されていました。
工房の方はとても親切。
「河内木綿で作られたグッズを見てみたいのですが。」と言うと・・・
案内されたのがこちら。
「今週は沢山売れちゃって残りが少ないんですよ。」
「もしかしてテレビを見て来られたのですか?」と工房の方。
「いやーすみません。テレビを見て来たわけではありません、偶然看板を発見しておじゃましました。」と私。
すると・・・
「先週、人生の楽園って番組で紹介されましてね。反響がすごくて商品がほとんど売れちゃいまして」と工房の方。
「え、人生の楽園ってあの西田敏行さんと菊池桃子さんの!」
人生の楽園は私が大好きな番組、まさかココが紹介されていた場所だったなんて何という偶然。
そう言えば2週間前に番組を見ていると、「来週は東大阪の民家を紹介。」って予告があったのを覚えている。
東大阪出身の家内と、「東大阪ってそんなに田舎じゃないのに何を紹介するんだろうね。」
「河内木綿なんじゃないの」なんて話をしていた。
実はその放送日は美容室で髪を切っていたので見逃していた訳である。
で、その放送回のお家がココだったなんて、知らないのに何という偶然。
これは神様に呼ばれたに違いない。
人生の楽園
http://www.tv-asahi.co.jp/rakuen/contents/backnumber/0092/
工房の方にはとても丁寧にはたおりの特長や工程を説明していただきました。
こちらはとある施設から発注を受けたものの試作品なのだとか。
非常に長い織物をお願いされているとの事。
この藍色の美しさ、木綿のやわらなか手触り、手織りの風合い。
味わい深いものです。
藍染は徳島県藍住町「藍の館」で藍染めをしているのだそうです。
で、「普段は行っていないのですが、今、ちょうど裏で染め物をしているんです。ご覧になられますか。」とのこと。
「それはぜひ見てみたいですが、よろしいですか」と私。
裏の離れで染め物をされていました。
干して空気にふれることで酸化を促し、藍色になるのだとか。
緑色の色素が無くなるまで繰り返し染めていくのだそうです。
こちらが藍染の染料です。
とてもきれいな色をしていますよね。
こちらは染めたくない模様にのりをつけていく作業。
のりが付いた部分は染まらない。
いやいやとても手間のかかる大変な作業ですよこれは。
糸紡ぎ、手染め、機折りと手間のかかる伝統的な技法で作られた河内木綿の数々。
いろいろな工程を見せていただくと、そりゃ私も欲しくなるってもんですよ。
って事で、購入させていただきました。
手頃なサイズでいい感じのポーチ。
3000円。
このデザインのポーチは一つしか残っていなかったのでラッキーでした。
モバイルバッテリーやケーブル類をまとめてしまうのに使えそうです。
ちょうどモバイル周辺機器をしまう巾着袋みたいなものを探していたので、とても良いものに出会った。
それにしても凄い偶然だったもんだ。
ではでは。
河内木綿はたおり工房さんのサイトはこちら
http://genki365.net/gnkh17/mypage/index.php?gid=G0000082