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私が実際に体験した恐怖体験を稲川淳二の怪談話風に書いてみる。

廣田 泰規
2017.07.01

これは私が実際に体験した話なんですがね。
あれはもう25年ほど前の話になりますかねぇ。
当時は私も結構な流行りもの好きでしてねぇ~。
スノーボードっていうやつ。
ちょうどブーム前夜って頃だったかなぁ~。
その当時はまだ滑れる場所が少なかった。
あちこち滑れる場所を探しては仲間皆で出かけて行ったんです。

そんなある日。
5月の上旬頃だったかなぁ~。
もう関西ではとっくにシーズンを終えている頃なんですよ。
まだまだ滑りたらないって事で、雪の残っている関東のとある山まで仲間8人で1泊2日の計画でもって出かけて行ったんですよ。

夜中に出発して明け方頃に山に着くわけだ。
ブーッと車を走らせて左に曲がり、右に曲がりって真っ暗闇の山を縫うように走るわけだ。
そのうち空がしらっと明け始める。
「おい、そろそろ夜も明け始めたし、何処か滑る場所を決めようや」って事で、
「ちょうどこのあたりがいいんじゃないか」って適当な場所を見つけて車を停める。
見ると傾斜角度が起伏に富んだ見晴らしの良いスポットが見つかった。
みんなそれぞれ着替えてスノーボードを持ってゲレンデに向かう。
ゲレンデといってものリフトもなんにもないんですよ。
ただ残雪の山の斜面を登っては滑り登っては滑りするんですがね。
このシーズン。滑りたくても滑れる場所がないもんだからみんな時間を忘れて夢中で滑る。
ジャンプ台を作ってもくもくと練習するものもいれば、近くで練習しているチームと仲良くしているやつもいる。
そして、そうこうするうちに陽がだいぶ傾いてきた。
時刻はもう5時を過ぎているらしい。

「おい、そろそろ引き上げようや」って事で一行は帰る準備を始めた。
車に乗り込み、テントが張れる適当な場所を探して山を降りる。
そのころにはもうすっかり山陰に陽が傾き辺りはもう真っ暗闇。
どこかテントで野宿のできる平らな場所はないものかと暗い中、車を運転しながら探す。
と、急な左カーブの左脇。
ちょうど良い空き地がある。
暗いながらも車のライトで何となく拓けている感じが伺える
「このあたりがいいんじゃないか」って車を停めて場所の具合を確認する。
あたりは真っ暗。

車のライトと手持ちの明かりで付近を照らす。
広さにして200坪ほど、幸い草木もなくグランドのように整地してある。
「おう、ここいいなぁ」口々に皆でもってこの場所がいいって言うもんだから、ここで野宿をすることに決めた。
「さぁ場所も決まったし、汗を流したいから今度は近場の温泉でも探さそうや。」って事でさらに車を走らせて下山。
しばらく車を走らせていると車のライトに民宿の看板が見えた。
民宿を訪ねてみると入浴だけでも良いとの事。
なんだったら簡単な食事も作ってくれるらしい。
これはありがたい。
みんなで風呂につかって~、そんでもって簡単な食事を済ます。
何だか気分も良い感じでいい具合に眠気も襲ってきた。
そして再びさっき下ってきた真っ暗な山道を登り、テントを張る空き地に着いた。
車の中には既に寝かけているやつもいる。
それぞれ手分けをしてテントを張って早速就寝。

辺りは真っ暗。
見上げると星が隨分と出ている。
昼間に散々スノーボードで滑っているもんだからみんな相当疲れている。
寝袋に入るやいなや皆シーンと寝静まる。
中には早速気持ちよく寝息をたてているものもいる。
時刻は11時過ぎ。
私も疲れているもんだからしばらくうつら~うつら~としている間にいつの間にか深い眠りについた。

しばらく経ってふっと眠りから覚めた。
何やら遠くの方で「わぁーー」って言う声が聴こえる。
20人ぐらいかな。子どもが楽しそうに「わぁーわぁー」はしゃいでいる感じって言うのかな。
幼稚園の休憩時間みたいな感じっていうのかなぁ。
子どもたちの声がする。
「こんな時間に何だろ!」
時計を見ると午前2時。
「こんな時間に子どもがいるわけがない。」
「ましてや山の中、こんな時間に子どもがいるとすればそれはきっと生きている人間じゃない」
「無性に怖い!」
と、その声がどんどん近づいてくる。
「わぁ、来る。来る。こっちに向かって来る。」

「何だ!」と思ってテントのファスナーを開けて声のする方向を見ると。

遠く方から幼稚園の制服を来た園児たちが20人ばかり、こちらに向かって駆け寄ってくるのが見える。
「おい、おい、うそだろ!」

という間に園児たちはテントの間近まで・・・

するとダッダッダッダッと園児達はテントを無視するように走り抜け、私の体を上を通り過ぎていく園児たち。
その一瞬にビューっと凄い勢いの突風がテント吹き飛ばしたわけだ。
その瞬間、「ねぇ、一緒に連れてって」って声が聞こえた。

テントで寝ていた連中は何事だって事でみんなバタバタと起き出してきては凄い風だったなぁとか言っている。

「おい!お前らなぁ、今なぁ子供たちが凄い勢いでテントの上を走りすぎていったんだぜ!」

そんな事を言っても誰も信じない。
どうせ疲れていて夢でも見たんだろうよって感じ。

再びテントを立て直して、さっきのは本当に夢だったのだろうかなんて考えながらうつら~うつら~とまた眠りについた。

朝、目が覚めてテントを片付けて、車に荷物を積み込み、さぁ下山しようかと車を出発。

空き地を出て、空き地横の急な左カーブの下り坂に差し掛かると・・・
ゾーっと・・・
これまで全く気付かなかった。坂道の空き地側の壁に並べられた無数の花束。

確かに昨日の夜もここを通って民宿までいってるんです。
でも真っ暗闇で誰も気が付かなかったんですね。

「おいおい、どう考えてもこれって事故で亡くなった場所じゃないか。」
「しかもこの花束の数、1人2人の犠牲者じゃないぜ!」

どうやら私たちは何かしらの事故があった場所で一夜を過ごしていたようです。
それ以来、まれに夜な夜な子どものはしゃぐ声が聴こえるのです。

投稿者:廣田 泰規
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2017.07.01 | 21:27
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