朝起きてベランダに出ると雲ひとつない晴天。
天気予報では曇りだったんだけど。
休日の今日、久々に清々しい朝の天気にこれはちょっと出かけたいなぁ。
って事で運動がてら地元市内の「みずのみハイキングコース」に行って来ました。
近鉄信貴線服部川駅からまずは玉祖神社を目指します。
玉祖神社って何って方。
↓<こちらの記事で詳しく紹介しています>
長鳴鳥が祀られている玉祖神社へ酉年の祈願に行ってきました。
服部川から歩くこと約20分程度で玉祖神社に到着です。
まずは玉祖神社を参拝してから「みずのみハイキングコース」を目指します。
ちなみに玉祖神社の梅がいい感じに咲いていました。
こちらは玉祖神社付近からの眺め。
まだまだ麓。
玉祖神社を北に歩くこと約300mほどで水呑地蔵院へのハイキングコースです。
この行道はむかし大阪玉造と大和竜田を結ぶ重要な道筋にあたりこの辻には多くの茶屋が並んでいたのでその名がある。
また在原業平と茶屋娘の恋物語りで名高い。
業平が峠を越え玉祖神社へ参詣の途中、福屋の娘梅野をみそめたが、ある夜、東窓があいていたので中をのぞくと、娘が手づからで飯を食っていいるので、急に興ざめ逃げ帰った。娘は後を追ったが見当たらず悲しんで渕に身を投げた。
この高安の里では、今でも東窓を忌み、これをあけると娘の縁が遠くなるという伝説がある。
この道を登ると水呑地蔵、十三峠がある。
との事が記されています。
どうやらイノシシとブタの雑種イノブタが出没するらしいです。
身近な山だと思って安心しきっていてはいけません。
この辺りから山道っぽくなってきます。
時間は11時頃でしたが、数人の登山者とすれ違いました。
地元の人っぽかったですけども。
先程の神立辻地蔵から水呑地蔵院までの登山道には33箇所(66体)のお地蔵さんが一定間隔で安置されています。
何故に2体ペアなのでしょうかね。
写真あたりの場所では餌をついばみに来た小鳥たちが沢山観測されました。
小鳥たちの動きが素早いので写真に収めるのに一苦労。
これ何という種類の鳥なんでしょうか?
調べてもよく分かりませんでした。
こいつは調べてみるとどうやらヤマガラっぽいです。
誰か野鳥に詳しい人がいれば教えてください。
空を見上げればまだ2月だと言うのに夏のような空色。
これも何という木なのか分かりませんが結構大きい木です。
枝が途中から垂直に伸びているのが面白くて写真に収めました。
そしてこちらはテングチョウ(たぶん)
枯れ葉の中に上手く隠れています。
まだ少し早いですが虫達も冬眠から目覚めていよいよ春の到来って感じですね。
コースの途中に神立園地(こうだちえんち)というのがありますが、ここはあまり人が寄らないっぽい雰囲気でした。
さて、水呑地蔵院までもう一息です。
はい到着。
水呑地蔵院です。
あれ、誰もいない。
承知三(八三六)年、僧壱演がここに地蔵菩薩を安置して堂宇を設けたという。
本堂の南側に小祠があり、石地蔵の前に二つのつぼがある、こんこんと清水がわいていて、俗に「弘法水」という弘法大使が山麓から急坂を登って、このすぐ上の十三峠を越える旅人のために祈願して得た霊水という。
飲料水として、また脚気などの諸病にも効験あるといわれ参詣者がたえない、この地は桜の名所として名高い。
との事です。
まぁ何はともあれ参拝させていただきます。
水呑地蔵院の前にある見晴台からの眺めが気持ちいいんです。
冬で空気が澄んでいるのかはるか彼方まで視野が広がる大パノラマ。
大阪市内が一望出来ますよ。
新鮮な空気を吸いながら眺望を楽しんでいると1人、また1人と訪れる方がチラホラ。
あべのハルカスはもちろんの事。
南港の咲洲庁舎まで肉眼でハッキリと見えます。
こちらは梅田のグランフロント界隈です。
はるか彼方の建物がここまでハッキリと見える天候も珍しいのではないでしょうか。
さて、水呑地蔵院の景色を楽しんだ後、向かうのは「府民の森みずのみ園地」。
向かうって行ってももう少しばかり登るだけですけどね。
十三峠方面に向かいます。
水呑地蔵院を超えると岩がゴロゴロとしている登山道になります。
府民の森みずのみ園地の看板がありました。
この階段を上がると府民の森みずのみ園地です。
結構な段数がありますよ。
府民の森みずのみ園地に到着です。
50m四方ぐらいですかね。
広い公園にベンチが5つほど。
お昼ごはんを食べるのにちょうどいい場所です。
私が到着した時にはおじさんが1人。
ランチタイム中でしたが、しばしその方と歓談。
東大阪から来たとの事で、やはり朝起きて天気の良さに誘われて居ても立っても居られなかったんだとか。
見るからに60歳前半にしか見えないんだけど、お年を聞くとなんと今年で80歳になるのだとか。
容姿からは想像できない年齢にちょっとビックリです。
若いからアクティブなのか、それともアクティブだから若くいられるのか。
どっちなんでしょうね。
まぁ陽気に誘われたから単純に山に登る。
私たちに共通するのはただそれだけ。
ただそれだけでもなんか共感して、お互い情報交換をするもんなんですよね。
また天気の良いに山に登ろう。
ではでは