私が小学校の頃って昭和時代なんですがね。
夏になると駄菓子屋さんやおもちゃ屋さんで昆虫採集キットが売られていたんですよね。
価格がおよそ300円~500円ほどだったかな。
赤色の液体薬品と緑色の液体薬品、それと注射器、ルーペ、ピンセットなんかがセットになったもので、たぶん子供用のオモチャみたいなものなんでしょう。
使い方も良く分からないんだけど、とにかくそれを買って昆虫採集をして標本を作ろうとしたものです。
ですが生きている昆虫にブスっと注射針を刺すのがイヤでね。
カブトムシやカマキリなどを捕まえては家で飼育するんです。
そんでもってカブトムシなんかが死んじゃうと、そのキットでもって注射針を刺す。
しかしながらこれが上手く出来た試しがないんですよね。
やっぱりオモチャだからですかね。
子どもの頃に昆虫の標本が上手く作れなかったっていう気持ちがまだ心の中にあるんでしょうね。
今でも昆虫の標本を見るとチャンジしたいなぁ~なんて大人になっても思うんです。
そこでちょっと大人の昆虫採集、昆虫標本づくりのグッズや道具ってどんなものなのか興味があって調べてみました。
さすがは大人向けの価格ですね。
13800円です。
子ども向けの数百円の網とは全然違います。
TVでよく昆虫学者や昆虫博士が持っている網ってこれなんでしょうかね。
【三角紙】
昆虫採集専用の三角紙。
蝶々やトンボの羽を傷つけないようにこの三角紙に挟んで保管するんです。
【三角ケース】
こちらは三角紙を入れる専用ケースです。
捕まえた昆虫を三角紙に挟んで、このケースに入れて保管するようです。
【殺虫管】
こちらは殺虫管というもの。
脱脂綿にサクサンエチルを湿らせて、底に入れ、コルク栓を下までさげて、薬のにおいで殺すのだとか。
なるほど、注射針を刺して殺すのではないんですね。
【胴乱】
こちらは昆虫や植物を破損させずに持ち歩くための保管道具です。
胴乱っていうんですね。
知らなかった。
そういえばTVで見たような。
11108円ってそれなりにするものなのですね。
【標本箱】
標本箱に入ったトンボの標本を眺めるが子どもの頃は好きだったんですよね。
でも子どもの頃は何処に行けば標本箱が売っているのかさっぱり分からない訳で、今ではAmazonで検索すればすぐに手に入る時代です。
【展翅板】
これ(てんしばん)と読みます。
展翅とは昆虫の羽を広げること。
蝶やトンボの標本に使います。
勉強になりました展翅という言葉を学ぶ。
【昆虫針】
昆虫を止める針ですね。
ステンレス製で腐食しません。
長さが40mmで太さによって0号~6号まであります。
【昆虫針整理箱】
こういう道具が男心を揺さぶります。
まさに昆虫採集の世界も道楽の要素がありましたよ。
【オスメス判別ラベル】
こんなのもあるんですね。
展示用にオス・メスのどちらを展示しているのかを示すラベルです。
今ならパソコンとプリンターで簡単に作れそうですけどね。