この夏は山や川など自然のフィールドにばかり出かけていて、人を避けるように人の少ない場所ばかりに行っていた。
その反動なのか、今度は人で溢れる観光地感が恋しくなり、京都東山二寧坂、産寧坂へやってきた。
さすがに日本を代表する観光地なだけに、観光用駐車場の価格もかなり強気の価格だ。
1日2400円ぐらいが一般的。
もしくは1日の上限なしで1時間500円。
そんな中、知恩院の近くの華頂短期大学へと通じる裏道に1日1000円という格安駐車場を見つけた時にはすでに車を駐車した後の事だった。
知恩院近くの駐車場から二寧坂、産寧坂を目指す。
やはり京都東山は観光バスだらけだわ。
知恩院からねねの道に向かう途中で見つけた不思議な提灯。
店の軒先に妖怪の提灯をぶら下げているお店がちらほら。
いったいどういう意味があるのだろう。
何かの催し物なのかな。
秀吉の妻であるねねが晩年を過ごした圓徳院のある通り道、ねねの道。
脇道にある旅館
今日は日差しが強く、気温もかなり上昇しているみたい。
そんな理由なのか、それとも夏休み最後の休日だからか少々観光客が少ない印象。
奇跡的に人通りが途絶えた二寧坂が撮影出来た。
やはりいつもより人が少ないような。
さすがに清水坂は人が多い。
「いもぼう」とはお芋と棒鱈を炊き合わせた京都の料理です。
それがこのお店の名物。
店内はこんな感じ。
京都らしいお座敷でお料理を頂きます。
そして名物の「いもぼう」を注文すると思いきや。
実は違うんです。
観光客の多い東山では食事の物価もそれなりに高い。
うどんやそばでも1000円以上というお店が多い中、ここ「いもぼう」ではお得なメニューがあるんですね。
それが天丼セット1500円。
まずは天丼セットについてくる祇園とうふと胡麻どうふ。
なんだかほっこりする味わい。
そしてメインの天丼。
大きなエビが3尾もついているんです。
どうです美味しそうでしょ。
揚げたての天ぷらがパリパリで本当に美味しい。
お店の雰囲気を楽しみながら、これで1500円ならかなり良心的だと思いません。
かき氷を食べるためにカフェに立ち寄った際に、お店の軒先で版画を押している人がいた。
話を聞いてみると、定年退職後、趣味の版画を作って売っているのだという。
その手作り感あふれる素朴な作品は非常に魅力的。
季節の花々や京都の景色、舞妓さんの姿など、日本らしい色合いが美しい。
おじさん曰く、同じ版でも色を変えるだけで情景が変わるのだとか。
黄緑で春の情景、緑を濃くすると夏の情景に、そして赤色にすると紅葉に情景に。
そう話しながらいろいろな作品を見せてくれた。
版画づくりは本当に楽しい。
そんな雰囲気だった。
で、購入した版画がこちら。
名刺サイズで作られたもの。
本当に作者の人柄が伝わる作品だと思う。
京都でまた一つ、素敵な思い出が出来た。
そんな一日でした。
ではでは。