先日奈良に行ってきたのですが、お寺とか仏像とか紅葉とか、日本らしい景色を見たり空間にいたりするとすごく気持ちが落ち着いて、「やっぱり日本っていいなぁ」としみじみ感じました。
その影響なのか、最近は日本らしいあれやこれやを題材にした漫画を色々読み返しておりまして、せっかくなのでその一部をご紹介させていただきます。
歌舞伎を題材にした漫画。
恋愛がメインで描かれているのでさらっと読めます。
個人的に印象に残っているのは女形のエピソード。
男性が女性を演じるのはよく考えれば普通じゃないことで、女性よりもより女性らしく、それを不自然に見せないよう演じることの難しさを今更ながら感じました。
能を題材にした漫画。
多くの人が歌舞伎よりももっと馴染みのない能について、演者側(主人公)からの目線でお話が描かれています。
多分この漫画を読まなければ、シテ方という言葉には一生出会わなかったんじゃないかと。
読み進めていくうちに能に関する知識も増えていくので、能を知らない人でも気軽に読んでほしいです。
琴を題材にした漫画。
高校の琴部を舞台にした物語です。
この漫画内に登場したオリジナルの楽曲も音源化されているので、漫画を読みつつ一緒に聞いていただくと、琴の魅力をより感じられるのではないでしょうか。
津軽三味線を題材にした漫画。
話の中で津軽三味線の成り立ちについても少し紹介されています。
主人公の祖父である松吾郎のエピソードは、津軽三味線を知る上でとても大事な話しだと思うので是非読んでいただきたいです。
松吾郎が30年かけて完成させた即興曲「春暁」のように、主人公の雪が一生をかけてどんな曲を完成させるのか、これからの展開が楽しみです。
日本刀を題材にした漫画。
刀鍛冶の家に生まれ刀の魂魄が見える主人公が、刀絡みの色々なあれやこれやに巻き込まれるお話。
日本刀の基本的な知識から日本刀を取り巻く歴史まで、日本刀に関する様々な事が学べる漫画です。
私が定期的に読み返してしまう漫画のひとつです。
勉強と同じで、日本の魅力がーと押し付けられると嫌ですが、漫画と言うかたちで読むことで不思議と興味が湧いてきくるのは私だけでしょうか。
興味がある方は是非一度上記の漫画を読んでみてください。