Staff Blog
スタッフブログ

  • Twitterでシェア
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Google+でシェア
  • follow us in feedly

【国宝】菅原道真作、十一面観音菩薩立像を見に道明寺へ

道明寺天満宮

道明寺天満宮

大阪天満宮なら知っているけど、道明寺天満宮って知らなんだという方。
結構いるのではないでしょうか?

天満宮と名がつく神社には誰が祀られているでしょう。
そう、菅原道真公です。
学問の神様として受験生が合格祈願に菅原道真公をお参りする福岡県の大宰府天満宮、京都の北野天満宮と同じです。

ここ、藤井寺市道明寺にも菅原道真公ゆかり地なんですね。
来るまでは知らなんだけどね。
 
 
道明寺天満宮

こちらが鳥居。
普通の神社の鳥居とは形状が違う。
注連石(しめいし)や注連柱(しめはしら)と呼ばれるもので明治45年に奉納されたもの。

書かれている文字は「通天閣」の名付け親である藤沢南岳が選んで書いた文なのだとか。
 
 
実は道明寺天満宮の場所はその前身があり、この地は土師神社と言われる神社だった。
土師(はじ)とは土師氏(はじし)と言われる古代豪族。

その昔、古墳に埋葬する天皇様に従事ていた者を殉死させて一緒に古墳に埋葬していたそうな。

土師一族は埴輪(はにわ)を作って身代わりとし、古墳に埋葬するアイデアで殉死を無くしたそうな。

その功績を天皇から讃えられ、古墳の造営、葬祭行事、埴輪の制作などを生業として反映した古墳時代の氏族。

ここ道明寺一帯は土師ノ里と言われ、土師氏の本拠地として天皇家より土地をいただいたものとの事。
どうりで古墳が多いわけですね。

そして土師氏は土師氏繁栄を認めてくれた天皇をお祀りするため、この地に土師神社を作ったわけです。

それがどうして道明寺天満宮になるのかと言うと、どうやら菅原道真公は土師氏の人間だったのだとか。
 
 
道明寺天満宮

その昔、道明寺天満宮と道明寺は同じ場所にあったそうです。
写真の左の道へ進むと道明寺、右に進むと天満宮という位置関係だったとのこと。
 
 
道明寺天満宮

道明寺天満宮の御本殿。
 
 
道明寺天満宮

こちらは撫で牛。
自分の悪いところを撫でると良くなるという言い伝えがあります。
 
 
道明寺天満宮

道明寺天満宮

菅原道真公と牛との関わりは諸説あり、全国には様々な牛にまつわるエピソードがあるようです。
ここでは白牛に助けられたとして白い牛が祀られています。

ガイドさん曰く、日本全国に菅原道真公をお祀りする神社に撫で牛の像がある神社は多々あれども、白い牛をお祀りしている神社は珍しいのではないかと。
 
 
道明寺天満宮

この日の境内にはいちょうの木から落ちた銀杏が沢山落ちていました。
 
 
道明寺天満宮

そしてこちらは合格祈願で有名な絶対に落ちない梅の実。
 
 
道明寺天満宮

道明寺天満宮はそもそも土師神社でしたので今でもこの土地の氏神様として元宮 土師社として境内にて祀られています。
 
 
道明寺天満宮

余談ではありますが、この道明寺天満宮の狛犬はちょっと怖いです。
 
 

道明寺

道明寺天満宮

続いては道明寺天満宮から歩いて5分とかからない場所にある道明寺。
この場所もそもそもは土師氏の氏寺だったとのこと。
 
 
道明寺

道明寺は真言宗御室派の尼寺として菅原道真公のおばさまがお勤めをされていたお寺です。

菅原道真公は身分が低い出身でありながらも、その才能をかわれて醍醐天皇の時代には右大臣にまで出世をします。

その時、左大臣であった藤原時平は、
「藤原氏でもないものが大臣にまでなりおって!このままでは藤原氏を越してさらに出世するまでになるのではなかろうか。」
「許さぬ、菅原氏。あいつを天皇から遠のける策はないものか。」

そこで左大臣である藤原時平は醍醐天皇に嘘の情報を吹き込みます。

「菅原道真は醍醐天皇を追放を企んでいます。醍醐天皇を弟を即位させるのが道真の本心なのです。」

これを聞いて怒った醍醐天皇は菅原道真を太宰府へと飛ばすわけですね。
 
 
道明寺

さて太宰府へ飛ばされることとなった菅原道真公。
九州へと旅立つ前におばさんに会いたいという事でここ道明寺を訪れます。

この道明寺でこれから旅立つ自分の身代わりとしておばさんにぜひ持っていてもらいたい。
そう考えた菅原道真公は自分の身代わりの菩薩像を彫ることとしました。
 
 

道明寺

それがこちらの【国宝 十一面観音菩薩立像】なのです。
当然、国宝なので写真を撮影することは禁止。(なのでこんな紹介の仕方)

道明寺では毎月18日と25日にこの国宝をご開帳して一般の人でも拝観出来るようにされています。

18日は菅原道真公が学者として最高の位であった文章博士になった日。
また25日は道真公の命日です。

像高は1メートル程度と小さいもの。
ご住職の案内で拝観をしたのですが、どこのお寺でもこのような仏像は外陣(げじん)と言われる参拝スペースからしか拝めないのですが、

なんと仏様を祀る内陣(ないじん)まで入って良いとの事。
まさに触ろうと思えば触れるほどの近さでじっくりと見ることが出来るんです。

で、実は菅原道真公、この菩薩様を彫る前に試作で十一面観音立像をもう一つ彫っているのです。

 
 
道明寺

それが【試しの仏様】として十一面観音立像がここに祀られているとの事。
像高は50cmと国宝に比べれば半分ほど。
ちなみにこちらは国指定重要文化財となります。

普段は近くで見ることが出来ない立像なのですが、平成30年1月~3月にかけて、国宝展のためご本尊がお留守になられるのだとか。
その期間中はこのお試しの十一面観音菩薩立像を本尊として祀られるそうな。

これは近くで見れるチャンスですね。
 
 
道明寺

さてこれは何でしょうか?
道真公が40歳の時、この地で大乗経典のお経を写経されました。

そのお経典を土に収めたところ、不思議にもその場所から木げん樹という種類の木が生えてきたとの事。
その実を108個採って数珠を作り、念仏を100万回唱えれば必ず極楽に行けるという。

木げん樹の起源は古く、お釈迦様の時代からあった種なのだとか。
木げん子経というお経もあるそうです。

写真はその木げん樹の実なのですが、その霊木のものではなく、霊木の実をいただいてここ道明寺で育てた木げん樹の実なのだそうな。
その実を集めたものをお堂に置いているので沢山のお経が入っているのだそう。

これを財布などに入れて身につけていると除災・招福になるとの事で頂いて来ました。
ちなみに木げん樹の霊木は道明寺から少し南へ行った西宮神社にあるとの事。
 
 
道明寺

道明寺

そしてこちらが木げん樹の実を数珠にしたものです。
お釈迦様の時代から木げん樹のお数珠が使われていたようです。

【国宝 十一面観音菩薩立像】の横に並べられておりました。

このお数珠、購入したいなと思って社務所で聞いてみると・・・
なんと国宝の横に置いてある木げん樹の数珠から選んで持って来て欲しいと・・・

それはそれはご利益がありそうって事で購入。
ってまぁそもそも購入するつもりで聞いたのですが・・・
 
 
道明寺

今回の道明寺ツアーはなんとガイドさんが7名も同行してくださると言う凄い待遇。
藤井寺のボランティアガイドさんが丁寧に説明をして下ったのでこれまで知らない事を沢山学びました。

いやーガイドさんの情報量は半端じゃないですね。
 
 
ではでは。

この記事を共有する

投稿者:廣田 泰規
2017年11月19日日曜日 | 19:30
ホームページ制作会社の想いやグチとか、その他雑感を書いております。たまには大阪ローカルネタ等も

この人が書いたその他のブログ記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  • I.M.Dコーポレートサイト
お問い合わせ