さてさて今日は勤労感謝の日。
只々、労をねぎらってみんなでお休みをしましょうって日ではないんです。
国民の祝日に関する法律によると勤労感謝の日とは「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」ことと書かれています。
感謝をしないといけない日なんですが、
勘違いしがちなのが勤労者に感謝をする日ではないって事!
感謝をするのは勤労そのものなんです。
そして生産されたモノの恵みに感謝をするって事。
今日も明日も絶え間なく働ける社会に感謝をするっていう日。
って書くとブラック企業かよって誤解を生むかもしれないけど。
そもそも勤労ってどんな意味が含まれているのか。
勤労には前向きな働き方という意味が込められている。
心力をつくして働く。仕事に精を出すって事。
で、労働は働いて賃金を得る事なのですが何だかやらされてる感があり、ネガティブな感じがするかも。
そして勤労も労働も英語に訳すとどちらも「labor」
英語圏では勤労と労働を使い分ける単語がないようですね。
どうやら勤労という言葉には日本人独特の含みがある気がしますよ。
あけっぴろげに言うと勤労とは建前として認識しているだと思う。
労働を気高く、立派に思えるようにする言葉として現実味を帯びない大善と割り切っているのでは。
性根の部分で大半の人は食べていくための労働だよって感じているのが今のこの世の中の現実。
勤労って言葉事態は素晴らしいし、とても良い考えだと思う。
また、勤労という文化も日本人らしい考え方で何も否定的になることはないと思う。
でも今の日本社会って勤労があまりにも建前過ぎてるんじゃないのって事。
だから働き方革命をして、もっと本音で勤労だと言える社会を目指そうって風潮なんだと思うんですよね。
ほら、国民の三大義務では「労働の義務」って書いてないじゃない。
あくまでも「勤労の義務」なんですよね。
心力をつくして働く。仕事にせいを出すって事が義務付けられている。
なのでそのような社会作りをする必要が国にはある。
そして、仕事に精を出す義務が私たちにもあるって事。
日本人のホワイトカラーの生産性が低いと言われていますが、それって仕事に精を出せてないからじゃないの?
なんて思うわけですよね。
もう仕事に精なんて出ないよって人が隨分といるんじゃないのかな。
職場環境や仕事量、人間関係などなど仕事の本質と違うところで疲弊してたりするものね。
やっぱり各々が仕事に精を出せる働き方革命をしないと。
今の日本社会で勤労を目指すには相当抜本的な改革をしないとダメなんだと思う。
でも、何だかそのような風潮に流れが変わりつつあることは確か。
心から勤労に感謝出来る社会がいいもんね。
なんて講釈を垂れてみました。
ではでは