兵庫県朝来市にある生野銀山は807年に開坑した日本有数の銀山なんです。
真冬なので人もほとんどいませんでしたが、ココ、結構面白い観光スポットでしたよ。
入場券売り場で一般大人一名900円で入場(ちょっと高いと思われた方、いやいや中を見てからにしてください)。
ちなみにJAF会員なら10%引きです。
観覧坑口に行くまでの道にて。
竹田城主が管理していたのかな、そして明治22年には皇室財産となって、明治29年には三菱に払い下げられたと書いてある。
こちらが坑内への入り口です。
入り口から中を撮影したのがこれ。(ピンボケしてますが)
この中は1kmもあるようです。
穴の中を観覧するにはおよそ40分ほど。
結構見応えがありそうでワクワクしますね。
入り口を入ってすぐにある展示人形。
穴が深いので奥まで空気を送る役割の人です。
なるほどこのような展示なんですね。
手作業で岩を砕く人です。
想像以上に狭いスペースで作業をしているんですね。
マネキンを使った分かりやすい展示内容ですのでお子さんも楽しめそうです。
これは坑内の地下水をくみ上げる人です。
狸堀と呼ばれる穴の通路。生野銀山には狸堀が沢山のヶ所にありました。
こんな小さな穴を掘り進んでいったんです。
坑の中はこんな感じ、背の高い人なら頭をぶつけそうな天井の高さです。
そして入って200mほどでしょうか、体感気温がグッと下がり、その光景は非現実的な別世界です。
入り口付近は手作業で採掘していた展示物が多いです。
場所によってはコンクリートで舗装された通路もあり、長い歴史の中で採掘された坑っていう感じ。
天井が低い場所もあり、地下水も増えてきた。
そして深く進むにつれ、採掘手法が近代化してきました。
進むこと500mぐらいでしょうか?
このあたりで意外にも体感温度がグッと上がります。
湿度が異常に高く、カメラのレンズが曇るほど。
これはシュリンケージと言われる岩の割れ目です。地下50mほどの深さがあるようです。
写真では分かりにくいですが、現場で見ると吸い込まれそうで怖いぐらいです。
地下ですが高所恐怖症の方は要注意。
1Km以上にも及ぶこともあるようですね。
これは巨大巻揚機ですね。この長いワイヤーで採掘した岩を地上に上げていたのでしょう。
少々朽ちているとはいえ、当時の機械がそのまま保存されています。
これは作業者を運ぶトロッコやエレベータです。これも当時のママ保存されています。
さて800mほど進みましたでしょうか。
そろそろ出口に近づいてきました。
出口付近は再び近代化する以前の銀山の展示です。
穴の中は約1kmほど、所要時間は40分程度。
この記事では紹介しきれないほど、様々なマネキンによる当時の情景展示がされています。
でもこれってまだ地中の展示物だけで地上の展示物もあるんです。資料館やら、地上の採掘跡など。
それはまた次回紹介しますが、地中の展示物だけでも入場料900円はそりゃするだろうなって納得した価格でした。
このような観光スポットも楽しいもんですよ。
そしてココもおススメです。
明日香村にある奈良県立万葉文化館はとても立派な施設なのに入場料無料で驚きを隠せない。