さてさて新年も明けて三日目です。
長期休暇であるにも関わらず普段の日常と変わらない生活。
これではちょっと残念な年明けになっちゃうのかなという事で、近場で観光気分を味わうべく、法隆寺を訪れることに。
世界遺産で有名なアンコールアット。そのアンコール王朝の時代は12世紀です。
また、マチュピチュはインカ帝国の中心、クスコの15世紀の遺産と言われてます。
で、法隆寺は7世紀の世界遺産なんですよね。
こんなすごいものが身近にあるだから見ないと損でしょ。
って自宅から地道で走っても1時間程度なんですけどね。
法隆寺の駐車場に到着しました。
12時30分過ぎに自宅を出たのですが、到着は13時30分です。
駐車料金は一日500円。駐車場はとても空いている状態です。
写真は駐車場前から撮影。
駐車場から立派な松林を通って南大門へ。
はい、南大門です。
ロードバイクでサイクリングをしている方が多いこと。
南大門をくぐると西院伽藍、五重塔が見えて来た。
現存する世界最古の木造建築物群ですよ。ロマンがありますよね。
南大門をくぐると、西院伽藍の中門が堂々そびえ立っております。
これは縁起物のお飾りです。
松と竹と梅が寄せ植えされている松竹梅を飾ったもの。
門松みたいなものでしょうかね。
門の周りに飾られていました。
こちらは西院伽藍の手前で東西に延びた通りです。
広大な敷地です。
広すぎて通りの途中には公共の道路が交差していたりします。
通りを渡って国宝文化財、法隆寺西院伽藍の中門へ。立派過ぎる門構え。
この門には日本各地にある仁王像、金剛力士像の中でも日本最古の金剛力士が門を守っています。
こちらが口を開けた阿形(あぎょう)像。
こちらが口を閉じた吽形(うんぎょう)像。
法隆寺は日本最初の世界文化遺産なんですよね。
ここより西院伽藍の中に入るには入場料が必要です。
大人1人、1500円。
高いと思うでしょ。
でも敷地内には近代的な資料館等もあって見応え十分です。
バス旅行のおじさんが50分の滞在時間じゃ観きれないって、添乗員にぼやいてました。
まぁちゃんと観るには2時間ぐらいは必要でしょうね。
西院伽藍内の世界最古の五重塔です。もちろん国宝文化財です。
この塔に祭られています文殊菩薩と維摩居士の問答、釈迦の涅槃が見学出来ますが、カメラ撮影は禁止ですので残念ながらここでは紹介出来ません。
でもネットで画像検索するとそれなりに出てくるのはなんでだろう。
こちらは五重塔の横にある金堂です。こちらも国宝文化財です。
二重の建物で金堂の二重目を支える四方の龍の柱。
とにかく梁が美しい。
この金堂の中には阿弥陀如来座像、釈迦三尊像、薬師如来座像のが安置されています。
当然撮影は禁止です。
こちらが法隆寺金堂釈迦三尊像。
こちらは西院伽藍内の中央にある桂昌院燈籠。
この灯篭は元禄7年(1694年)、法隆寺が大修理の際に桂昌院がかなりの修理費を受け持ったらしく、その際に建てられたものらしい。
こちら西院伽藍の奥にある大講堂。もちろん国宝文化財です。
こちらの中には薬師三尊像(国宝)と四天王像(重文)が安置されています。
見学は可能ですが、カメラ撮影は禁止。
こちらは法隆寺西院伽藍の回廊。もちろんこれも国宝です。
西院伽藍を出て左手に見えてるのが鏡池。
この鏡池にかの有名な俳句の碑があります。
柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺。
そう正岡子規ですね。
この碑の前は絶好の記念撮影スポットです。
鏡池の前にあるのが法隆寺 聖霊院。
この中には聖徳太子の尊像が祀られています。
聖霊院の横には僧侶が生活をしていた住居が国宝、重要文化財として残っています。
こちらが国宝の東室。
こちらは重要文化財の妻室。個々に玄関らしいものが並んでいます。
日本最古の食堂というのもあります。
これが日本最古の食堂。立ち入り禁止なので残念ながら正面からの写真が撮れませんでした。
はい、こちらは大宝蔵院です。
こちらの建物は近年建て替えられようで、この建物中は教科書に出てくる玉虫厨子などの国宝や重要文化財のオンパレードで、美術館のような展示がされています。
この中を拝観するだけでも1500円の価値はありますよ。
この大宝蔵院の入り口で振り返ると、法隆寺っぽい景観が望めます。
ここもシャッタースポットですね。
法隆寺界隈のお正月のしめ縄ってこんなんなんですね。橙がないんですね。
さてさて、大宝蔵院を堪能した後は、東の夢殿に向かう。
夢殿に向かう途中に日本最古の僧門、東大門があります。
見るからに古そうな佇まい。
東大門から夢殿までの道には一般の道路も繋がっています。
こちらは土壁の修復をしています。
通りにはこんな可愛らしい瓦の魔除けもありました。ミニラみたい。
さてさて、こちらが八角形の建物、国宝、夢殿です。
この夢殿の中には聖徳太子等身の秘仏救世観音像、その周囲に聖観音菩薩、聖徳太子の孝養像、行信僧都像、平安時代に夢殿の修理をされた道詮律師の像等が安置されています。
当然撮影は出来ませんが・・・
またここの本尊は特別な日でなければ観れません。
特別開扉の4月11日から5月18日、10月22日〜11月22日の間のみ観ることが出来ます。
こちらは夢殿の横にある絵殿と舎利殿です。
舎利殿には聖徳太子が2歳の春に、合唱された掌中から出現したという舎利が安置されており、絵殿には聖徳太子の一生を絵にした障子が納められているとのこと。
夢殿の手水場(ちょうずば)は鳳凰なんですよね。珍しい。
」
夢殿の奥には中宮寺があり、ここは代々皇族、貴族などが住持する格式の高い寺なんです。
なのでこの中に入るのは別料金です。たしか500円ぐらいだったと思う。
この寺だけ瓦の文様も菊の御紋です。
しめ縄飾りも珍しいです。これが皇族のしめ縄飾りなんでしょうね。
菊の文様にうらじろと橙が飾られている。
これは珍しいです。
法隆寺には小学校の遠足以来でしたが、ほとんど記憶になく、改めて訪れてすごく新鮮でした。
こんなにも広い敷地だったんですね。
この法隆寺には国宝、重要文化財が約190件、点数にすれば2300点にも及ぶ貴重な文化遺産が残されています。
そしてなんといっても世界最古の木造建築物なんです。
何度も言いますが、石で出来たアンコールアットで有名なアンコール王朝の時代は12世紀です。
また、マチュピチュはインカ帝国の中心、クスコの15世紀の遺産と言われてます。
で、法隆寺は7世紀の世界遺産なんですよね。
こんな身近な場所に外国人も羨む歴史的に凄い世界遺産があるんです。
灯台下暗しですよ。みなさん。
で、お腹が空いたので法隆寺の南大門近くのお店で梅とろろそばをいただく。
おばあちゃんが作ってくれたお蕎麦。940円と少々値が張りますが、旨いです。
ではでは。