今年も残す所あと僅かになりました。
前回のブログの冒頭でカニ食べたいってな話をしましたが、やはり食べたいです。
カニといえば松葉ガニ、間人ガニ、越前ガニなどなどいろんなブランドガニがありますが、なにがどう違うんでしょう?
いきなりの結論ですが、すべて「ズワイガニ」です。
水揚げされる場所によって、名前がついてブランドガニになります。
代表的なブランドガニは以下のとおり。
山陰地方で獲れたズワイガニは松葉ガニと呼ばれます。
カニの足を松葉に見立てての呼び名ですね。
松葉ガニの中でも、京都の丹後町間人港で水揚げされるものを間人ガニと呼びます。
品質・味ともに最高級、水揚げ量も少ないので「幻のカニ」なんて呼ばれるそうです。
緑色のタグが目印です。
兵庫県の柴山漁港で水揚げされたズワイガニです。
紫外線殺菌をした海水を入れた水槽で活かし、安心安全で厳密な選別を受けたカニだけに与えられるピンクのタグが目印です。
兵庫県の城崎温泉の北、3kmほどのところにある津居山漁港で水揚げされたズワイガニです。
青色のタグが目印です。
福井県(越前)で獲れたズワイガニ。
だから越前ガニ。単純明快ですが、昔から有名で皇室に毎年献上されているそうです。
目印の黄色いタグに越前ガニのマークと水揚げ漁港が書き込まれているそうです。
石川県沖で漁獲され、橋立漁港、金沢港等の加賀や能登で水揚げされたズワイガニです。
2006年にブランド認定された比較的新しいブランドガニです。水色のタグがつけられます。
香住ガニは兵庫県の香住漁港で水揚げされる紅ズワイガニです。
そう、このカニは「紅」ズワイガニなんで、ちょっと種類が違うんですが、最近は紅ズワイガニもブランド化する働きがあるらしいです。
ズワイガニ漁ってだいたい11月解禁なんですが、紅ズワイガニは9月解禁なので、一足早く冬の味覚を楽しめるんですね。白いタグがつきます。
ズワイガニって言っても実は「オオズワイガニ」「本ズワイカニ」「紅ズワイガニ」と3種類あります。
日本で一般的に「ズワイガニ」として売られているのは「オオズワイガニ」と「本ズワイカニ」になります。
「本ズワイカニ」はオピリオ種と言われ、松葉ガニや越前ガニなど日本のブランドガニはオピリオになります。
「オオズワイガニ」はバルダイ種と呼ばれ、ロシアやカナダなどでよく獲れる、オピリオ種よりも大きく身が太く詰まっていて濃厚な種類だそうです。
オピリオ種よりも深海に生息しているため、漁が難しく、漁獲量もオピリオ種より少なく、なかなか希少な種類です。
今まで食べてたのはオピリオ種だったようです。
希少で、大きくて身が詰まって濃厚なんて聞くと一度食べてみたいもんですね…バルダイ種。
来年はバルダイ種を口にすることを目標に、1年頑張ろうと思います。
中華料理食べに行くらしいです。