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2022.05.31

【世界の共通語「emoji」】デザインに取り入れる際に知っておきたいこと~ライセンスやオープンソース絵文字まとめ~

【世界の共通語「emoji」】デザインに取り入れる際に知っておきたいこと~ライセンスやオープンソース絵文字まとめ~

毎日使用しているといってもいい「絵文字」🍎
昔は顔文字(海外ではエモティコン)の方が主流だったと思いますが、いつの間にか絵文字に置き換わっていきました。
日本で生まれた「絵文字」は、今では世界の共通語「emoji」として定着し、
コミュニケーションツールの一つになっていますね。
また最近のニュースで言うと、先日Googleより絵文字フォントの<Noto Emoji>が発表されました。
バリアブル対応で、絵文字の太さを自由に変更することが可能です。
👉https://fonts.google.com/noto/specimen/Noto+Emoji
(バリアブルの塩梅もタイプテスターがあるので操作して確認することができます😀)

ざっくり絵文字について

絵文字は少しのビジュアル要素で人々の感情や情報を詳しく伝達してくれるコミュニケーションの役割も果たしています。
「感情=emotion」から「emo+ji」と言われてる場合もありますが、 90年代後半に日本のdocomoによって誕生しているので、単純に「絵文字」が転じて「emoji」になりました。
sushiやtemplaと一緒ですね🍣

ライセンスに注意しよう

もちろん絵文字にも著作権や定められたライセンスがあります。
たとえば、よく目にするAppleの絵文字は原則として絵文字以外としての使い方は禁止とされています。(絵文字を「絵」「イラスト」として使用するのがダメなようですね…)
SNSやメッセージの補助やポイントとして使う分には問題ありませんが、それをデザインに入れ込むと使用する絵文字によってはNG(ライセンス違反)となります。
しかしライセンス規約に沿って使用すれば商用でも利用可能な絵文字がありますので以下でご紹介します。

●絵文字ご紹介の前に、それぞれライセンスの簡単な説明・・・

(SIL Open Font License 1.1)
商用OKで無料で使用することが許可されているフォントライセンス。クレジット表記も不要。ただし、改変したりフォントを人に譲渡するなどは条件があるのでライセンスを確認してください。普通に制作物に使用する場合においては自由。

(CC BY)
クレジット表記をすれば商用や改変も自由。「4.0」はライセンスのバージョン、現在は4.0が最新。

(CC BY-SA)
商用の場合はクレジット表記・改変加工OKだがその制作物に対して、ライセンスを継承すること。

(CC0)
商用利用や改変加工もOK。クレジット表記も不要。

商用で使用できる絵文字種類いろいろ

下記のフォントはいずれも商用利用できる絵文字フォントですがそれぞれ条件は異なります。
⚠️ご使用になる際は各サイトにて、再度、最新のライセンスを確認してください。

Noto emoji


[出典]Noto Emoji – Google Fonts

さきほどご紹介した<Noto emoji>🐛
もともとあった<Noto color emoji>のモノクロバージョンのようです。
アイコンとしても使用できそうですね。

個人・商用利用可能/クレジット表記不要(SIL Open Font License 1.1)

Twemoji


[出典]Twemoji

Twitterのオープンソース絵文字🎨
普段Twitterを使っている人なら見たことがあると思います。

個人・商用利用可能/商用の場合はクレジット表記(グラフィック部分はCC BY 4.0)

EmojiOne(joypixels)


[出典]EmojiOne(joypixels)

フラットでシンプルなデザインが多い印象です🥳
こちらはフリーではなく、商用で利用する場合には有料となります。

個人・学業使用のみ無料/商用利用は有料

Open moji


[出典]Open Moji

レゴのようなイラストチックでかわいいですね。
サイトにも書いてますが60人以上の学生と教授、外部ボランティアによるプロジェクトだそうです。

個人・商用利用可能/商用の場合はクレジット表記必要(CC BY-SA 4.0)

beedii


[出典]beedii

ひとつ上のOpen mojiよりさらに手書き感溢れています。
絵文字の数は多くありませんが、ちょっと落書きっぽさもあって、ゆるくてかわいいです。

個人・商用利用可能/クレジット表記不要(CC0)

その他にもオープンソース絵文字があるようなので目的にあったものを探してみてください。

いろんなOSやアプリの絵文字の違いを確認してみよう

記号と同じくUnicodeにて実装され、表示するイラストは各デバイスのベンダーが絵文字を作成しているため、 絵文字のイラスト画像はユーザーの環境(デバイス)によって変化することになります。
下記のサイトはそのベンダーによる違いを調べることができるのでぜひご覧ください。


●EmojiAll 日本語公式サイト
https://www.emojiall.com/ja
絵文字による違いはもちろん、使用されている時の感情分析、一緒につけられているワードなどもあって、新しい発見も多くあるかと思います。

猫でもだいぶ違いますね

●📙Emojipedia
https://emojipedia.org/
シンプルに絵文字の違いを確認したい場合はこちらもおすすめです。

おまけ/パソコンでの絵文字の出し方

●Macの場合
<⌘+control+スペース>で絵文字の一覧表が出ます。そこから絵文字を選択するだけです。

●Windowsの場合
こちらはわからなかったので調べました。
<Windowsの窓マーク+ピリオド>で一覧表が出現するようです。
案外簡単に使えるようになってますよね😃ぜひ使っていってください。

さいごに

絵文字が身近になってきたのは、はじめて携帯(ガラケー)を持った時。
docomoの絵文字が使いたいがためにdocomoにしていました。友達への手紙にもその絵文字を真似て書いていた気がします。そのdocomoの絵文字がいまやMoMAにコレクションされているなんて驚きです。
これからも新しい絵文字フォントが出てくるのを楽しみに待ちたいと思います🎉

●参考サイトおよび記事・・・
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1408856.html
https://www.emojiall.com/ja
https://askpc.panasonic.co.jp/beginner/guide/ten05/5016.html
https://licenses.opensource.jp/OFL-1.1/OFL-1.1.html
https://nako-itnote.com/license-summary/#i-3
https://creativecommons.jp/licenses/

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