WEBサイト制作
2022.05.18
ECサイトの作り方!自社サイト型の既存サービスBASEを使い初期コストを最小限に!
先日のコラム記事にてECサイトの基本についてをお伝え致しました。
今回は実際の作成について、特に自社サイト型の既存サービスを用いたご紹介をしていきます。
世の中には既にECサイト作成を補助する様々なサービスが存在しています。
そのサービスを利用することで、誰でも簡単にECサイトオーナー様になることが出来ます。
費用を最小限に無料のASPサービスを使って作成!
個人オーナー様の多くは、出来るだけ初期費用を抑えてECサイトを作りたいと思っている方がほとんどではないでしょうか?
そんな方には、下記の製作費用が0円のECサイト作成サービスをご紹介致します。
テレビCMでもお馴染みのBASE
BASEの魅力は何といってもショップ開設にかかる費用が0ということです。
初期費用が掛からず自分のネットショップを開設出来るというのは非常に魅力的ではないでしょうか?
しかし、注意して欲しい点は、「初期費用」や「月額利用料」は0ということです。
つまり別の費用が必要になるということです。
BASEは、サイトにも記載がありますが、0円から始めるスタンダードプランについては「サービス利用料3%と売上額の3.6%+40円」が必要となります。
例えば500円の商品が10個売れた場合
1個当たりの商品で計算すると、
サービス利用料の500円×3%=15円
決済手数料である(500円×3.6%)+40円=58円
つまり、73円×10個=730円の手数料となります。
簡単に言えば、10個中の約1.5個の商品は無料で売っているようなイメージです。
無料で開設が可能な理由がイメージ出来ましたでしょうか?
それでは、より詳しくBASEについて見ていきたいと思います。
BASEのメリットとは?
上記で述べさせて頂いた通り、最大のメリットは初期費用が0でネットショップを開設出来るということです。
さて、その他にはどんないいところがあるのでしょうか?
メリット①:豊富なショップデザインのテンプレート
https://thebase.in/shopdesign
ネットショップ開設に関して、デザインやhtml、WEBサイト作成に関わる専門的な知識は必要ありません。
BASEには、様々なデザインパーツがあり、皆様の好みに合わせたネットショップを作ることが出来ます。
私の個人的な意見ではありますが、個人のネットショップの場合、デザインやユーザーの使いやすさというのは、非常に重要だと思います。
メリット②:BASEかんたん決済の充実
ユーザーにとって、決済方法は重要な部分の一つでもあります。
昨今、様々な決済サービスが流通していることで、ユーザーもそれに合わせて様々な決済方法を利用しています。
中でも厄介なのは、クレジットカード決済です。
え?ネットショップなら当たり前ですよね?と思う方も多いと思いますが、実はそうではないんです。
細かい理由はさておき、BASEかんたん決済では管理画面から希望する決済方法を選択するだけ。
オーナー様からすると非常に有難い機能の一つです。
メリット③:Instagramとの連携が可能
SNSは、ネットショップには欠かせない集客ツールとなっている今、この機能も必ず利用をして頂きたいと思います。
この機能を利用することで、Instagramの投稿から自身のネットショップの商品ページへリンクさせることが可能です。
Instagramは、写真ありきのSNSなので、商品次第では絶大な効果を発揮することもあります。
メリット④:BASEのApps(拡張機能)の充実さ
上記のInstagramも拡張機能の一つですが、その他にも様々な追加機能があります。
それぞれのネットショップオーナー様が自分のサイトに必要な機能を付け足していくということが可能です。
もちろん出来ないこともありますが、個人的には大体のことは実装可能かと思います。
メリット⑤:Pay ID(旧BASE)ショッピングアプリからの集客
イメージでは、Amazonや楽天ショップなどのように、ネットショップのモール(アプリ)を独自で作っている唯一の会社です。
集客力という面では、上記のような大型モールとまではいきませんが、BASEでネットショップを作成されたオーナーのみが出店可能な機能です。
そして、上記アプリは現在、700万DLとなっているようです。
利用者が多いハコの中で自身の商品を宣伝出来るということは、集客面で考えると大きな利点となります。
反対にBASEのデメリットは?
メリットがあれば、もちろんデメリットも存在します。
あなたにとって完璧なサービスが存在しているならば、それはあなたの為だけに作られたサービスです。
100%では無いけど、70%~80%は網羅している。と思うのであれば、それは利用するべきサービスだと思います。
少し逸れてしまいましたが、デメリットについて見ていきましょう。
デメリット①:売上に応じて手数料(コスト)が掛かる
冒頭に述べた通り、BASEには初期費用や月額費用が0の代わりに「手数料」が存在します。
商品が売れれば売れる程、それに応じて手数料も多く必要になってきます。
また、手数料にはまだお伝えをしていない、売上金を指定口座に振込む場合の「振込手数料」と「事務手数料」が存在します。
私としては、これに関してはあまり気にする必要は無いかと思いますが、簡単にお伝えすると
「振込手数料」は一律250円。「事務手数料」は2万円未満の場合のみ500円となります。(それ以上の場合は無料)
この数々の手数料は、最初はあまり気にならないかもしれませんが、商品の売れ行きによって大きく変わってきます。
BASEを利用しながら今後を視野に入れるのであれば、他のネットショップの利用も検討してもいいかもしれませんね。
その他のデメリットについて
BASE UというBASEが運営しているショップ運営のノウハウをご紹介しているサイトでもデメリットとして上記を含めて下記2点を挙げています。
「集客力が高くない」「自由度が低い」
先ず「集客力が高くない」というのは、自社サイト型のネットショップでは仕方が無いことだと思っています。
以前のコラムでもお伝えしていた通り、自社サイト型のECサイトは集客が重要な課題です。
BASEがという訳では無く、どのサービスでネットショップを作ってもこの問題は浮上します。
そして「自由度が低い」というのは、WEB制作の知識がある方にとってはという意味です。
「自由度」を優先するのであれば、オリジナルのネットショップをゼロから作る方法をオススメします。
まとめ
今回、BASEというネットショップ作成サービスをご紹介させて頂きました。
弊社にご相談を頂く方々からも「出来るだけ初期コストを抑えて作りたい」というお声は多いです。
しかし、本当に重要なことは、オーナー様それぞれに合ったサービスを利用するということです。
あくまでも私が考えるBASEの特徴として、「初めてネットショップを運営する方」「副業としてネットショップを始める方」
「初期コストを0で始めたい方」「WEBの知識がほとんど無い方」が向いていると思います。
反対に向いていないと思う方は「ネットショップで大きな利益を得たい方」「WEBの知識がある方」
「独自性のあるデザイン、機能を求める方」です。
今の世の中には、ネットショップの運営を補助する様々なサービスがあります。
皆様に合ったサービスで素晴らしいネットショップを作って頂きたいと思います。