チャレンジ
2017.08.09
最近は古墳女子が人気なので実際に古墳カードを貰いに行ってきた
最近古墳女子っていうのが流行ってるみたいですね。
世界遺産に登録されるとかされないとかで話題になっているので、ちょっと見に行ってきました。
34度の猛暑の中行くのはちょっと厳しかった…かも?
仁徳天皇陵古墳(大仙(山)古墳)
もより駅、JR阪和線「三国ヶ丘」駅から5分と聞いていたのだが・・・
どうやら正面まで隨分と距離があるみたい。
東まわり、西まわりどちらからまわっても古墳の正面まで1km以上歩くことになる。
しかも真夏の炎天下の中。
これは体力的にキツイコラムネタを提案してしまったと少々後悔。
日本最大の墓は想像以上に最大なのだ。
ここは少しでも歩かなくてすむ東まわりで・・・
もより駅はJR阪和線「三国ヶ丘」駅から5分。
ですが、正面参拝所へ行くには東まわりで約1.200km。徒歩20分。
西まわりで約1.500km。徒歩25分。
歩くことを覚悟したほうがいいです。
暑い暑いと愚痴りながら歩いているうちに到着。
平日、真夏の炎天下の中ですが、古墳めぐりをする人もちらほら。
みんな熱中症には気をつけようね。
こちらが仁徳天皇陵古墳の正面参拝所。
記念にパチリ。
古墳で撮影した写真を市役所や博物館で提示すると古墳カードがもらえるんです。
写真でみるとお墓というよりはもはや山です。
世界的に有名なクフ王ピラミッドや始皇帝陵と並ぶ世界3大墳墓の一つが、この仁徳天皇陵古墳です。
5世紀中ごろ20年かけて築造され全長約486mある日本最大の前方後円墳であり、それにふさわしく周囲に陪塚(従えているような小さな古墳のこと)と考えられる古墳が15基あり、現存するのは13基だそうな。
教科書では習ったのですが、実際に目にするのは生まれてはじめて。
実際に訪れてみてそのスケールに驚きました。
これが人工物なのか!
古の仁徳天皇の偉大さを時代を越えて21世紀の現代でもその神々しさが伝わるって凄いと思いません。
なんだかSNSのフォロワー数がいくつだとか、ブログのアクセス数が数万PVだとか
もうそんなのどうでもいいやって感じ
歴史に名を残すってレベルではなく、地球上に大きな痕跡を残す事で、その偉大さが数十世紀後でも伝わる世界感って凄い。
インターネット社会だからこそ改めてそう思う訳です。
壮大な古墳を目の当たりにして歴史ロマンにふけっているとハッと目をみはる注意事項が・・・
一、みだりに域内に立ち入らぬこと
一、魚鳥などを取らぬこと
一、竹木等を切らぬこと
宮内庁
ここは歴史を感じるロマンあふれる観光地という以前に天皇家の神聖なるお墓だということを改めて実感。
御廟山古墳
仁徳天皇陵古墳から再び歩いて御廟山古墳に向かいます。
収塚古墳。
単なる土手と思っていた眺めていた景色が古墳だったとは・・・
大きな古墳の周りには中小の古墳が築かれており、それらを陪塚(ばいちょう)と呼ぶそうな。
この収塚古墳は仁徳天皇陵の陪塚のひとつ。
さてさて歩くこと約20分で御廟山古墳に到着。
一番最初に出てきた仁徳天皇陵にも含まれる、百舌鳥古墳群の中では4番目に大きい前方後円墳。
宮内庁の見立てでは応神天皇が埋葬されているかもしれない古墳なのだとか。
埋葬されている人物の特定は出来てはないけれど、天皇家の墓である事は間違いないという。
このような古墳の事を陵墓参考地というようです。
実は誰の古墳なのか、埋葬の構造や副葬品の調査をすることが出来ないんです。
なぜなら、宮内庁が全て管理をしており調査を一切拒否をしているためなのだとか
まだ御廟山古墳の全てが分かっていないそうですよ。
いたすけ古墳
再び歩くこと10分程度。今度はいたすけ古墳に到着。
百舌鳥古墳群の中では8番目に大きい前方後円墳で、この古墳も国の史跡に指定されています。
昭和30年(1995年)頃に住宅造成で古墳が破壊されそうになりましたが、市民運動で中止され保存されるようになったみたい。
この古墳から出土された冑の埴輪は、文化財保護のシンボルマークになっています。
履中天皇陵古墳(上石津ミサンザイ古墳)
続いてやってきましたのは履中天皇陵古墳。
さぁさぁ記念写真。
とうとう暑さマックスで笑顔が消えました。
この古墳は全長約365m。
日本で3番目に大きい前方後円墳です。
日本最大と言われる仁徳天皇陵古墳よりも古く、5世紀前半頃に早く造られました。
江戸時代からの記録によると、すでに盗掘にあっている可能性があると言われてます。
堺観光ガイド_もののはじまりはなんでも堺
七観音古墳
ずいぶん体力が消耗してきたのと、古墳の規模が小さくなってきたので現地で撮影する写真の枚数にも影響が・・・
七観音古墳は大仙公園の中にいくつか古墳がある中の一つ。
写真から見れば円墳の形をしているのですが、元は円ではない形をしていた可能性があると言われてます。
古墳から製品が出土はされているものの、まだ調査が進んでいない部分も多く、主体部は分からない状態だということです。
堺市ホームページ_七観音古墳
旗塚古墳
こちらも大仙公園の中にある古墳の一つです。
この古墳は前方後円墳の中にある形の種類の一つ、帆立貝形古墳と呼ばれる形をしています。
こちらも国の史跡に指定されており、本格的な調査を実施していないことから主体部などまだ不明な状態です。
堺市ホームページ_旗塚古墳
グワショウ坊古墳
最後に、こちらも大仙公園の中にある古墳の一つです。
公園造成時にはすでに墳丘上部は平らでしたが、現在は公園整備がされ大仙公園の一部となっています。
この古墳の形は卵形の円墳になり、円墳で径約61メートルという大きさは全国的にも有数の大きさです。
堺市ホームページ_グワショウ坊古墳
実際に古墳カードを貰ってみた!
堺市ホームページ_堺市博物館古墳を廻りきったので、大仙公園の中にある「堺市博物館」にカードを貰いに。
炎天下の中歩き回ったあとの博物館の中は最高に涼しく、達成感がとても感じられます…。
今回ゲットした古墳カードは全部で8枚。
古墳を7か所巡って何で8枚なの?
それは堺市博物館のカードもあるからなんですね。
綺麗な写真入りでしっかり作られててびっくり。
古墳女子がこのカードを欲しがる気持ち分かるかも…?
今回初めて古墳巡りをやってみたたのですが、自分が今まで想像していた古墳と100倍ぐらいスケールが違っており、こんな壮大な墓を造った先人達に、尊敬する気持ちしかなかったです。
そして次は必ず歩きではなく、自転車で廻ろうと誓いました…。