WEBマーケティング
2015.08.07
「Google Search Console」で何が変わったのか?
自社のWEBサイトを管理されているみなさま。自社サイトの「今」ってきちんと把握されてますか?Google Analyticsとか色々あると思いますが、今回は「Google Search Console」をご紹介したいと思います。
Google Search Consoleって何?
「何?!Googleの新しい解析ツール?」って思ったみなさま。
最近、自社サイトの「今」を把握できてないのではないでしょうか?
「Google Search Console」というは、旧名称「Google Webマスターツール」のことです。
2015年の5月に名称が変更されたんですね。
どうして名称が変わったかと言いますと、
元々「WEBマスターツール」というのは、WEBサイトの「管理者」つまり「WEBマスター」に対してのツールでした。
しかし、実際にサービスを展開してみると、使用しているのは「WEBマスター」だけではなく、「WEBサイトに関わる人」全てだということがわかったのです。
そのため、この度大幅なアップデートと同時に名称変更が行われました。
それでは「Google Search Console」の機能を幾つかご紹介してみましょう。
1.検索アナリティクス
「検索アナリティクス」ではサイトに訪れた人の状況を把握することが可能です。
「検索キーワード(クエリ)」「訪問したページ」「閲覧した国」「使用したデバイス」「検索方法」などです。
それを「クリック数」や「表示回数」「CTR(クリック率)」「検索順位」ごとに閲覧が可能なため、自社サイトに訪れている人の状況を知ることが出来ちゃいます。
これはGoogle Analyticsで「not provided」と表示されていた部分まで調べることが出来ます。
ですが、出力のデータ数が最大999件までのため、サイトによっては詳細部分まで解析ができない可能性もあります。
まだベータ版なので今後の改善を待ちましょう
また、今回からキーワード毎のPCとモバイルでの検索順位が表示されるようになりました。
先日の検索エンジンのアップデートによって導入された「モバイルフレンドリー」によって、PCとモバイルとで同一サイトでも別の検索結果が表示されるようになりましたので、実際に上位表示をさせたいキーワードがPCだけでなくモバイルでも上位表示されているかを調べることも可能です。
2.モバイルユーザビリティ
先日のアップデートでモバイル対応に対する重要度が増したのはみなさまご存知かと思います。
この「モバイルユーザビリティ」では、現状のサイトがGoogleが求めるモバイル対応にどこまで準じているかを調べることが出来ます。
先ほどの「検索アナリティクス」でモバイルからの訪問者が多いとわかった方は、是非「モバイルユーザビリティ」に記載されているエラーを解消して、モバイルでの検索上位を目指してみてください。
3.Fetch as Google
「Fetch as Google」ではGoogleがサイトをどのように認識しているかを調べることが出来ます。
実はGoogleが認識しているサイトとブラウザで表示されているものとは差異があります。
この機能ではPCやSPサイトのレンダリングを行い、Googleが取得できないリソースの調査や、見え方のチェックなどを行い、SEOで上がるからといってやっていたこともGoogleから見れば無意味だということも把握することができるので、一度確認してみてください。
おわり
というわけで、今回「Google Search Console」という名称に変更されて、変更や追加された機能のうち3つを抜粋して紹介させていただきました。Google Analytics同様ベータ版の機能も存在するので今後も色々と改善されていくとは思いますが、まだ使ったことが無い方は一度導入してみてください。