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Columnコラム

ITトレンド

2015.06.12

SNSでのライブ動画は企業広報発動の場となり得るのか?

SNSでのライブ動画は企業広報発動の場となり得るのか?

手軽に動画配信できるサービスはたくさんありますが、企業の広報活動視点から見るとどのような活用ができるのでしょうか。
代表的な動画配信サービスに「Ustream」がありますが、今回はSNSとの連携だけで簡単に配信利用ができるものを見て行きましょう。

動画配信の先駆け「TwitCasting(ツイキャス)」はPCからもアクセス可能

ツイキャス

動画配信と言えば「ツイキャス」を思い浮かべる人も多いと思います。
常に多くのユーザーが生放送を配信しており、有名人の方も配信されています。

https://itunes.apple.com/jp/app/tsuikyasu-raibu-dong-huayarajiono/id352756035?mt=8

「Meerkat(ミーアキャット)」で海外の面白動画を探そう

miia

「ツイキャス」の英語版のような印象の「ミーアキャット」。
世界的には有名なようですが、日本からの配信は少ないようです。
その理由は英語のみの対応であるということ。
動画配信を行いたいと思う若い世代にとって、わざわざ分かりにくい英語の「ミーアキャット」を利用する利点はあまりありません。
ただし、海外の様子や面白い配信動画を探すとかなりたくさんあります。
国内ではできないような実験や、派手なパフォーマンスを見たい方はチェックしてみましょう。

https://itunes.apple.com/us/app/meerkat-live-stream-video/id954105918?mt=8

Twitterとの親和性の高い「ペリスコープ」

peri

後発になるものの、「ミーアキャット」とも引けをとらない勢いで広がっているのが「ペリスコープ」です。
こちらは最近日本語にも対応した上、なんとTwitterのタイムライン上でそのまま動画を見ることができます。
さらに、過去の動画でも見られるので、見逃したものをあとでチェックすることも可能です。
再生と配信の手軽さから、主流になる可能性を秘めていますね。

https://itunes.apple.com/us/app/periscope/id972909677?mt=8

誰でもジャーナリストになれる利便性と危険性

個人でこれだけ簡単に生放送可能になると、誰もがニュース中継のようなこともできます。
目の前で起こった事件、事故、災害などを生放送し、Twitterで拡散すれば多くの人に状況を伝えられます。 しかし、生放送してはいけないものをユーザーが把握していなければ、最悪の場合犯罪者にもなる危険性もあります。
すでに海外ではスポーツ関連の生放送を禁止にしているものもあり、今後も映像作品やパフォーマンス活動の場で規制ができると思います。
主催者側はこうした規制を事前にアナウンスするようにし、ユーザーはそれらの規制をきちんと認識し、守って行くようにしなければなりません。

いたずらや限度を超えた演出が加熱することも

生放送には見ているユーザーからのコメントが流れます。
生放送では「もっと○○して!」というような視聴者からのコメントに、放送が過激な方向へ流れることもしばしばあります。
そうなると、今までTwitter上で炎上したようないたずらや迷惑行為が、ユーザーの声によってさらにエキサイトし、今まで以上の炎上騒ぎになることも今後考えられます。
最近起こったものでは、少年がドローンを撮影禁止区域で飛ばして撮影した事件がありました。
本人の責任もありますが、一部では視聴者がその少年に様々な提供をして、より過激な撮影をさせるようにしていたのではないかという話もあります。
つまり、誰でも生放送できることによって、同じように視聴者からの人気欲しさに善悪の区別なく、放送する人が増える可能性もあると思います。

SNSでのライブ動画は企業広報発動の場となり得るのか?

一方で、これらの手軽に配信できるサービスは、広まるスマホ動画ネイティブ層である若者へのリーチとして、企業がPRできる新たな場として注目を集めています。
その手軽さから、最近では女子高生が自分のメイクの過程を中継するなど、ユニークな使い方が日々生まれています。
例えば、化粧品メーカーは化粧の仕方をリアルタイムで配信することで、質問などにもリアルタイムで応えられるメリットがあります。
また食品メーカーではレシピを視聴者からの質問に答えながら配信できるなど、様々な使い方があるように思います。
単なる動画との違いは、視聴者からの反応に即座に対応し、細かなケアが出来るといったところにあります。
各種メーカーは〇〇教室と銘打って、「使い方講座」「メンテナンス講座」などのライブ配信をするのは面白いブランド構築手法ではないでしょうか。

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