ITトレンド
2016.10.06
全天球撮影をアプリで体験したら全天球カメラが欲しくなった

「全天球カメラは自分に必要ない」
そう思っていた時代が私にもありました。
しかし、旅をしたりイベントに出かけると感動する景色や記録して残したい雰囲気というものに出会います。
こうしたものを写真で撮るだけでなく全天球カメラで撮影すれば、もっとその時の感覚を思い出すことができると思いました。
今回は今すぐ手持ちのカメラで撮れるアプリから、お手軽に始める、そして本格的に撮るといったステップアップをしていくための機材を紹介します。
Contents
きっかけはVRゴーグル
以前の記事でVRゴーグルを作って360°コンテンツを体験したのですが、今度は実際に自分で撮影したものを見てみたくなりました。
もし自分で撮影できるようになれば、「とても大きかった!すごい広かった!」といったサイズ感が伝えやすくなるような気がしたからです。
また自分の思い出としてもパラパラ写真を見るより、VRゴーグルで覗き込んでぐるぐる見渡せば、その時の感動が蘇ると思いませんか?
早速調べてみましょう。
手軽にスマホだけで撮影できる「Googleストリートビュー」
ios:https://itunes.apple.com/jp/app/google-sutoritobyu/id904418768?mt=8 android:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.street&hl=ja
実はgoogleストリートビューのアプリは見るだけじゃなく、自分で撮影することもできるんです。
他のアプリもたくさんありますが、撮影時に横に一定速度で動かして撮影する方法であることもあり、なかなかうまく撮影できません。
しかし、これは画面上で各方向に設けられた点を追うだけで、自動的に撮影してつなぎ合わせて1つのパノラマ画像にしてくれます。
実際に撮ったものがこちら。会社の屋上でぐるぐる回りながら数回撮影しただけです。
マウスドラッグで周りを見渡せます。
動きのある場所では撮影しにくいかもしれませんが、風景であればさほど違和感なく撮影可能です。
埋め込み方法はアプリから公開後、PCのgoogleマップでアップロードしたアカウントでログインしてください。
ログイン後、メニューに「自分の投稿」という欄があるのでそこをクリックします。
写真を選んで、メニューから埋め込みタグを生成するだけ。簡単です。
Facebookでは通常と同じ方法で360°写真をアップロードして、web上と同じようにグリグリ動かせます。
アップロード後に確認すると、端末を左右に動かすと同じように見渡すことが可能です。
(ジャイロセンサー搭載のスマホの場合のみ)
ちょっと本格的に撮りたいなら「Insta360 nano」や「RICOH THETA」が人気
予算:2万円後半~4万円弱
全天球撮影で有名なのは「RICOH THETA」シリーズ。
コンパクトな本体と今までの全天球撮影をするためのシステムを低価格で実現したこともあり、多くの方に愛用されています。
アプリでのリモート撮影や編集作業が可能なので、スマホとこれだけである程度の形にできるのは嬉しいです。
見た目がかわいいことも人気の秘訣かもしれません。
後発の「Insta360 nano」はiPhoneに直接接続して使う全天球カメラ。
データ転送の手間が省ける部分が「RICOH THETA」よりも優れています。
しかもパッケージがVRゴーグルにもなる仕様なので、なんだかお得な感じがします。
どちらも価格帯は2万円後半からと気軽に買えるほど安くはないですが、デジカメやアクションカメラを買うのと同じくらいの予算と考えれば妥当ですね。
綺麗な360°動画や写真が撮りたいなら「GoPro」を複数台使ってみる
タフで高画質な動画が撮影できるアクションカメラ「GoPro」を6個も使って全天球カメラにしたもの。
かなり高額ですが、付属の「HERO4 Black」だけでも1台5万円以上するものです。
「GoPro」の性能をフルに発揮した高画質な撮影が可能になるため、プロのパノラマ撮影を行う方は使用されています。
一般的の用途でここまでの製品が必要かどうかはわかりませんが、会社単位でしっかりとした撮影を考えているのであれば「GoPro」単品でも色々使えるので1セットあってもいいと思います。
これから益々流行りそうな全天球カメラ
新しいカメラやアプリが続々と発売されている全天球カメラ。
今回紹介したように予算に合わせたステップアップが可能なので、まずはアプリを使って「自分ならどう使いたいか」を模索してみてください。
その上で「動画が撮りたい!」「仲間と遊びに行った集合写真を残したい!」というような目的が見つかった時、機材の選定を初めてはいかがでしょうか?
PANORA VR:http://panora.tokyo
最後にYouTube上で実際に360°動画を配信されている方の動画を紹介。
これ意外にもいくつもアップされているので、気になる方は御覧ください。