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情報を載せるだけではもったいない!営業を支えるWebサイトとは?

2025.10.21

WEBマーケティング

情報を載せるだけではもったいない!営業を支えるWebサイトとは?

「うちは名刺代わりのサイトだから」「とりあえず会社情報だけ載せておけば十分」
――そんな声を、今でもよく耳にします。

確かに、Webサイトは会社の基本情報を伝えるための重要なツールです。
しかし今の時代、それだけでは“見てもらえるサイト”で止まってしまいます。

多くのユーザーは、問い合わせの前に必ずWebサイトをチェックしています。
そのときに、「この会社にお願いしたい」「この商品をもっと知りたい」と思わせる内容がなければ、
せっかくの出会いのチャンスを逃してしまうのです。

Webサイトこそが営業の“第一声”であり、
内容次第では、訪問前から信頼を得て、比較検討の段階で優位に立つこともできるかもしれません。

名刺代わりのWebサイトから、“営業の一員として働くWebサイト”へ。
本記事では、そのために押さえておきたいポイントや、具体的な事例をご紹介します。

1. ストーリーと専門性で“信頼”を積み上げる

「何をしている会社か」だけでなく、
「なぜこの事業をしているのか」「どんな価値を提供しているのか」を明確に伝えることが大切です。

理念や現場のこだわりを発信することで、商品やサービスの背景に“人”や“想い”が見える。
それが共感と信頼を育てる第一歩になります。

【事例】株式会社ナイス様 コーポレートサイト

株式会社ナイス様 コーポレートサイト
出典:このまちの話 | 株式会社ナイス

西成のまちづくりと就労支援に貢献する株式会社ナイス様のコーポレートサイトでは、
まちの現状や課題がグラフで可視化されており、課題や改善の必要性が直感的に理解できます。

また、街の魅力や人々の活動も写真を交えて丁寧に紹介しており、訪問者に地域への関心や共感を呼び起こします。

こうした情報の見せ方は、単なる事実の羅列ではなく、地域のストーリーや背景を伝えることにつながり、
訪問者に地域の魅力や背景を感じてもらうきっかけにつながります。

【株式会社ナイス様 事例紹介ページはこちら】
https://www.imd-net.com/works/39611/

2. 関連導線を設計し、ユーザーを迷わせない

ページ同士を“点”で終わらせず、“線”でつなぐ設計が重要です。

【事例】オスモ&エーデル株式会社様 ブランドサイト

オスモ&エーデルフローリング
出典:製品詳細|無垢フローリング オスモ&エーデルフローリング

オスモ&エーデル株式会社様のブランドサイトでは、
製品詳細ページからお客様事例ページへ、
そして事例ページから再び製品ページへと行き来できるよう、相互の導線を設けています。
さらにオンラインストアへのボタンも配置することで、
ユーザーは「商品を知る」→「事例で確認する」→「購入・問い合わせる」まで、自然な流れで行動を進められます。

このように、迷わず目的にたどり着ける導線設計が、Webサイトの成果を左右する大きなカギとなります。

3. “探しやすさ”を営業力に変える、商品情報ページの工夫

商品情報ページは、単なる商品紹介の場ではなく、営業ツールとしても活用できます。
訪問者が目的の商品に迷わずたどり着ける設計がされていれば、自然と商品の魅力や導入価値を伝えることが可能になります。

【事例】東洋アルミエコープロダクツ株式会社様 コーポレートサイト

東洋アルミエコープロダクツ株式会社
出典:商品情報 | 東洋アルミエコープロダクツ株式会社

東洋アルミエコープロダクツ株式会社様のコーポレートサイトでは、
商品カテゴリ検索に加え、タグ検索・お悩み別検索・キーワード検索など、多様な方法で商品を探せるサイト仕様になっています。
これにより、訪問者は自分の課題や用途に合った商品を迷わず見つけ、スムーズに情報収集を進められます。

さらに、商品詳細ページ内では、実際に購入されたお客様の声を掲載し、
商品の特徴や活用イメージを具体的に伝えています。

検索機能とお客様の声を組み合わせたページ設計により、訪問者は必要な情報を直感的に把握でき、
購入や問い合わせへの検討をスムーズに進めることができます。

【東洋アルミエコープロダクツ株式会社様 事例紹介ページはこちら】
https://www.imd-net.com/works/37967/

4. 問い合わせまでの“温度差”を埋める仕掛けをつくる

Webサイトを訪問した時、いきなり「お問い合わせ」はハードルが高いもの。
その前に、資料ダウンロードやコンテンツ体験などで“軽い接点”をつくることで、ユーザーが行動しやすくなります。

【事例】株式会社日本石材様 サービスサイト

パークフォレスト公式サイト
出典:お墓タイプ診断|パークフォレスト【公式】

株式会社日本石材様の 「パークフォレスト」公式サイトでは、
「はい・いいえ」で質問に答えていくだけで、自分に合ったお墓タイプがわかるというコンテンツが用意されています。
ユーザーが“自ら関わる”仕掛けを取り入れることで、情報を受け身で見るだけでなく、
「自分ごと」として考えるきっかけを自然に生み出しています。

興味が高まった状態で次のアクション(問い合わせや資料請求)へ進める流れもスムーズです。

単に情報を並べるだけでなく、ユーザーとの距離を少しずつ縮める“参加型コンテンツ”を設けることが、
温度差を埋め、行動を促すうえで大きな効果を発揮します。

【株式会社日本石材様 事例紹介ページはこちら】
https://www.imd-net.com/works/40175/

5. 今”を発信し続けることで、信頼を積み重ねる

Webサイトは、一度つくったら終わりではありません。
会社の「今」を発信し続けることで、見た人に安心感や信頼感を与え、
「この会社はちゃんと動いている」と感じてもらうことができます。

更新といっても、大きなニュースでなくて構いません。
施工事例やスタッフの一言、取り扱い商品の紹介など、
“最近の動き”を小さくても積み重ねることで、サイトは確実に“働く営業ツール”へ育っていきます。

まとめ

Webサイトの目的は「載せること」ではなく、「伝えること」。
そして最終的には「動かすこと」です。

会社にとってWebサイトは24時間365日働き続けてくれる大切なチームの一員です。

名刺代わりのサイトを“営業の味方”に変えるために、今一度、自社サイトの役割を見直してみませんか?

 

【当社の制作実績はこちら】
https://www.imd-net.com/works/

 

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