チャレンジ
2018.04.25
ビデオカメラで撮影した動画をリアルタイムで複数のプロジェクターに映す方法

とあるお客様からのご相談。
100人規模でワークショップを行う際、参加人数が多すぎて、後ろのお客さんは講師の先生の手元の作業が見えない。
細やかな手の動きや仕上がりのディテールが分かりづらいらしい。
そこで、ビデオカメラで手元を撮影し、リアルタイムでプロジェクターに映せないかいう相談。
出来れば2台のプロジェクターを使って、同時に映したいとのご要望。
で、早速社内にある機材で試してみました。
最近のカメラはHDMI出力が可能
弊社にあるカメラはcanon EOS 7D Mark IIとM10。 最近の一眼レフカメラはHDMI出力端子が付いていますので、そのままプロジェクターにさせばリアルタイムで映すことが可能です。
高価なカメラだからという訳ではなく、5~6万円程度のミラーレス一眼であるM10にもHDMI出力端子が付いています。
用意するものはこのようなHDMIミニケーブルといわれるケーブルです。
HDMIスプリッターを用意する
こちらはスプリッターといわれる分配器です。
Amazonで2000円台からで手に入ります。
一つのinputに対して、複数のOutputが行えるもの。
この商品では4つのモニターにOutputが可能なものです。
このように端子をセットして・・・
カメラを動画モードにすれば、あら簡単、ちゃんと2つのモニターに同時に動画が出力されていますね。
意外に簡単でしょ。
ハウリングが起こるので録音はしない
そのままだとキーン!というハウリングが起こりますので、カメラの設定で録音はしない設定にしておきましょう。
たったこれだけでリアルタイムに複数のプロジェクターに映像を映す事が可能なんです。
まとめ
ワークショップやセミナーなどを主催する際、講師の方の細かな作業をより多くの人に見ていただいたい。
そんな要望は多いのかも知れない。
そう思ってコラムにてまとめてみました。
案外機材も安くて簡単でしょ。
ものづくりワークショップや料理のワークショップ、手元を丁寧に説明したいワークショップなどに参考になれればと思います。