ITトレンド
2017.04.28
web開発者向けや大阪など地元特化のインスタンスも！マストドンの始め方とおすすめインスタンス紹介
今話題のマストドン（mastodon）は一見難しそうですが、始めてしまえば新しい世界の発見が待っています。
今回はマストドンのやり方から、web業界特化や地域密着型のインスタンスを紹介しますので、これを読めば今日からマストドンの世界に飛び込めるはず。
インスタンスって何？
冒頭からインスタンスという言葉を使っていますが、これは簡単に言うと1つの集団って感じになります。
特定の趣味や目的を持った人が住んでいる惑星とかマンションというイメージをしてもらえるといいかも。
巨大掲示板で言うならスレッドみたいなものとも言えます。
マストドンというのはSNSの名称ですが、ユーザー全員が一箇所に登録するわけではありません。
実際に登録するのはインスタンスごとになります。
Twitterと何が違うの？
Twitterと比較すると、
Twitter
・Twitterに登録する
・自分の読める投稿
→フォローしている人とリツイート
マストドン
・登録はインスタンスごと
・読める投稿
→インスタンス内のユーザーの投稿すべて
→自分がフォローしたユーザー
→他のユーザーがブースト（Twitterでいうリツイート）したもの
とこんな感じ。
あと忘れてはいけないのが投稿の呼び方が
Twitter：ツイート
マストドン：トゥート
です。間違えると恥ずかしいかも。
実際に使ってみよう
マストドンのインスタンスに登録するにはメールアドレスがあればOK。
好きなユーザー名とパスワードを設定して登録します。
後は登録したメールアドレスに認証メールが届くので、リンクをクリックすれば登録完了。
ログインすると画像のような画面になります。
今はまだ誰もフォローしていないので特に表示はありませんが、
【ホーム】
フォローした人の投稿が流れる
【通知】
フォローされたり、投稿がブーストされたりした時に表示される
【ローカルタイムライン】
インスタンス内にいるユーザー全員の投稿がリアルタイムに表示されます
【連合タイムライン】
ローカルタイムライン＋現在いるインスタンスのユーザーがフォローやブーストした他のインスタンスにいるユーザーの投稿
という内容が表示されます。
後はTwitterと同じように投稿したり、他人をフォローしながら同じインスタンスの仲間とコミュニケーションを取っていきましょう。
スマホで見るならMastodon-iOSが便利
公式にリリースされているMastodon-iOSが今のところもっともおすすめ。
Twitterのように使える点はもちろんですが、マルチインスタンスに対応している点が秀逸。
一つだけのインスタンスが見られればいいだけなら他のアプリでも可能ですが、今のところ複数のインスタンスを持っている人が切り替えて使えるのはこのアプリだけ。
手軽に見られるようにするならやっぱりアプリが一番なので、是非使ってみて下さい。
おすすめインスタンス
マストドンを始めるに際に大切なのはどのインスタンスに属するかということ。
もちろんそれぞれのインスタンス全てに登録しても良いと思いますが、アカウント管理が大変です。
ですので、まずは自分の本当に興味のある話題が集まっていそうなインスタンスを探します。
上記URLのサイトには今あるインスタンスの一覧があり、随時インスタンスが追加されています。
その中からいくつかおすすめを紹介。
■大阪の地域インスタンス
https://mstdn.osaka/
■デザインやDTP、印刷関係のインスタンス
https://dtp-mstdn.jp/
■ネットワークやサーバー管理者向けインスタンス
https://mstdn.serv-ops.com/
■カメラ好きの集うインスタンス
https://photodn.net/
これ以外にもまだまだありますので、お好みのインスタンスを探すのも1つの楽しみでしょう。
ただし、インスタンスへの登録情報は各サーバーへ渡しているので、いつどのような形で抜き取られたり悪用されるかわかりません。
すべてのインスタンスで同じメールアドレスとパスワードの組み合わせにすることは控えて、パスワードだけでも別々のものを設定するようにしましょう。
Twitterの代替に最適かも
Twitterを使っている人も多いかと思いますが、赤字続きで今後どうなるかわからないとも言われています。
また、広告も目立つようになり、読みたい投稿を探すのにノイズが多すぎるとの声もあります。
マストドンではインスタンスごとにサーバーを立てて運営されているので、突然サーバーが止まらない限り使えなくなることはありませんし、広告もないです。
Twitterよりも自分の好みの情報を取り入れることができ、同じ目的を持ったユーザー同士なので交流もより密なものになるんじゃないでしょうか。