チャレンジ
2015.09.11
3Dプリンターでマスコットキャラクター作ってみた
弊社オフィスのある、南港ATC内に3Dプリンターでものづくりができる施設があることを発見!
ちょうどマスコットキャラクターのフィギュアを作ってみたいとの声があったので、CADオペレーターの経験を活かしてモデルを作って持ち込んでみることに。
果たしてどんなものができるのでしょうか。
Contents
3Dプリンター初体験!
MakersラボHP:http://www.imedio.or.jp/rental_space/space/makerslab.php今回お世話になったのはATC内にある「イメディオ」のMakersラボ。
デジタルものづくり工房ということで、3Dプリンターの他にレーザーカッターなども備えています。
平日の10時~18時の間に電話予約して、デザインデータを用意すれば誰でも利用することができます。
使用する3Dプリンターはコンパクトな卓上サイズ
PCと同じサイズほどの卓上3Dプリンターで、作成できるサイズは125mmX125mmX130mmまで。
使用前には簡単に使い方の説明があり、初心者の人でも簡単に使えるようになります。
今回は無料のCADで作成した、STLファイルを使用して作ってみます。
利用したCAD:AUTODESK 123D Design http://www.123dapp.com/design
モデルはI.M.Dのマスコットキャラクターの「めでたま」です。名前がサンリオさんの「ぐでたま」と一文字しか違いませんが、一切関係ありませんよ。パクリじゃないからね!
樹脂を溶かしながら塗り重ねて作成していく
ABSの樹脂を260度に熱して液化させたものを、何層にも重ねてモデルを作っていきます。
今回作ったマスコットキャラクターの「めでたま」のモデルは約70mmX70mmX50mmの大きさ。
スタートしてから30分後。様子はまだまだ薄っぺらい板です。
それから2時間ほど経つと、厚みも出てきてマスコットっぽさが感じられます。
可愛らしい出来栄えに大満足!
約4時間ほどで完成!出来立てのほやほやです。樹脂を溶かしているので本当に熱いんですよ。
なかなか綺麗にできていますね。仕上げにヤスリがけが必要かと思っていましたが、このままでも十分飾れます。
出力後、ベリベリと気持ちいい音と共に、スクレイパーでプレートから引き剥がします。わぁ〜足が折れそうで怖いぃ!
さらに下の余分な樹脂の土台部分をスクレイパーで剥がします。が、手で簡単に剥がれました。まるで大きなカサブタを取るみたいな感覚で、気持ちがいいんだか悪いんだか。
3Dプリンターの品質はピンからキリまでありますが、今回の出来栄えは満足できるものでした。
作成の際にできる細かい層のデコボコ感が、なんともよい手触りになっています。
CADデータ上で見ていた時よりも、可愛らしい感じがしますね。 これだけしっかりできていれば十分です。作業費は1時間当たり500円なので、合計で2,000円になります。
世界に1つだけのオリジナルマスコットフィギュアが2000円で作れるなんて、お手軽ですよね。
今後は3Dスキャナでの取り込みからプリントまでも可能に!?
今回3Dプリンターのお話を伺った中で、こういった胸像も作成可能だとの情報がありました。
こんな精密なモデルをどうやって作るかというと…。
なんと3Dスキャナで取り込んだモデルをプリントできるそうです。
使い方も機械のスキャニング部分を人の周囲をぐるっとかざすだけで終わってしまう手軽さ。
まだ正式にレンタルできるようにはなっていませんが、近いうちに3Dプリンターと同じように申しこめば使用できるようになるとのことでした。
これであれば3DCADでのモデル作成が難しい人でも、簡単に3Dプリンターの凄さを体感できそうです。
是非興味のある人はセミナーや体験会も開かれていますので、受講してみてはいかがでしょうか。