ITトレンド
2017.01.25
独立したいクリエイターに案件紹介サイトのメリットデメリットのまとめ
デザイナーやコーダー、ライターなどのクリエイターとしてそれなりに仕事をこなせるようになると考えるのが「独立しようかな」ということ。
そんな時利用するのは、クリエイター向け案件掲載サイトではないでしょうか。
今回はそれらを紹介しながら、メリットとデメリットをお伝えしたいと思います。
Contents
ランサーズやクラウドワークスが代表的なクラウドソーシングサービス
Lancers(ランサーズ)http://www.lancers.jp
CrowdWorks(クラウドワークス)
https://crowdworks.jp
■メリット
案件数の多さがピカイチ
実績がなくても仕事をもらえるかも
■デメリット
単価をよく見ないと駄目
適当なクライアントなども存在する
フリーランスのお仕事と言えばランサーズやクラウドワークスをまず思い浮かべるほど、知名度が高いですね。
おかげで案件数も多く、仕事探しには困らないかもしれません。
また、未経験や実績がなくてもアピール次第で仕事を獲得できるチャンスもあるので、まずはここで実績作りに励むのがオススメ。
問題は単価です。
きちんと相応の単価を掲載してくれている企業もありますが、中には明らかに安すぎるものも。
また、書き方が紛らわしく「20,000円の案件です!」という募集の中身が「1000円x20件の納品」だったりします。
こうしたクライアントを見抜きながら、自分で良い案件を見つけるのに苦労します。
wantedlyなどの企業マッチングサービス
wantedlyhttps://www.wantedly.com
■メリット
長期的に関われる企業が見つかるかも
■デメリット
東京の企業が多いので、地方民には使いにくい
案件ベースではなく、企業と繋がりを持ちたい場合はここを使います。
ただし、正直なことを言うとフリーランスには向いていないかもしれません。
理由はこのサイトを利用している企業のほとんどが、中途社員や社内常駐で仕事をする人材を募集しているからです。
そして企業の所在地がほぼ東京です。
地方で仕事をしようとしている人が連絡をしても、まず間違いなく「面接するので東京まで来てください」と言われます。
Skypeなどのテレビ通話で行ってくれる企業もありますが稀です。
東京にいる人にはおすすめできますが、他の場所にお住いの方には正直おすすめできません。
ココナラやワオミーといったスキルを売るサービス
coconala(ココナラ)https://coconala.com
WoW!me(ワオミー)
https://wowme.jp
ランサーズストア
http://www.lancers.jp/store
■メリット
自分で自分のスキルに値段を付けて売れる
■デメリット
単価がわかっていないと安値をつけてしまいがち
最近徐々に普及している自分のスキルを売買できるサービス。
なかなかまとまった収入にはならないかもしれませんが、細かい実績作りやお小遣い稼ぎにはおすすめ。
自分のスキルをあまり安価に設定しすぎると、その値段が自分のスキル単価の基準になり、なかなか単価アップできない可能性があるので注意。
特にフリーランスで仕事としてやっていることと、隙間時間にお小遣い稼ぎしている作業を同じ価格にしないようにしましょう。
値段が高い分しっかりした仕事をするというプロ意識をもって、値段を設定することを意識して下さい。
その他クリエイター募集サイト(Quantなど)
Quant(クオント)http://www.lancers.jp/sharebiz/lp/portfolio/index.html?_ga=1.158226298.1354643912.1485314168
レバテッククリエイター
https://creator.levtech.jp
■メリット
単価が安定している
しっかりとした対応をしてもらえる
■デメリット
実績がないと紹介してもらえない
フリーランスで活動するならこうしたサイトで紹介してもらえるようになることが一番安定します。
サイトの運営会社が他の企業から依頼のあった案件を、登録しているクリエイターに振り分けるので二次受けの仕事になります。
サイトの運営会社は上流企業とクリエイターの信頼で成り立っているため、対応がとても丁寧です。
仕事内容に関しても、支払請求などもしっかり行ってもらえます。
その為、実績のあるクリエイターでないと登録すらできません。
テストに合格することも必要ですが、企業側から仕事を依頼する際には実績やポートフォリオも重視されます。
最初は思ったように仕事が取れないこともあるので注意
フリーランスで働く前はあちこちで仕事を見つけて「この調子で仕事を増やせば簡単に独立できるのでは?」と思いがちですが、そんな甘くはないのが現実。
今月依頼をくれた企業が来月も発注してくれるかどうかもわかりませんし、急に契約がなくなることもよくある話。
決して個人の仕事の出来栄えだけが原因ではなく、クライアントの会社都合ということもあるのでこればっかりはどうにもなりません。
また、報酬の支払い日もバラバラで今月の報酬を来月に振り込んでくれるところもあれば、翌々月だったり、上流クライアント確認後別途連絡などあり「結局いつ払ってくれるんだ」となることも。
悪質な場合はあれこれと変更や修正依頼をして、納品完了を先延ばしにする担当者もいます。
こうしたトラブルで資金繰りに困らないようにするには、なるべくいろんなクライアントとやりとりをすること。
あちこちと契約するとやりとりが面倒にはなりますが、1つに頼るとそこがなくなった時に困ります。
独立して数社のクライアントができたとしてもそれで満足せず、常に今回紹介したサイトで新規開拓をしていきましょう。