稟議書はちゃんと書こうね。社長がいない間に新カメラを会社で購入!?軽いOKがこんなことに…
2016.06.08
ビジネス

もっと「いいね」が欲しいから簡単にいい感じの写真が撮れるカメラが欲しい
光星
「屋上に呼び出して、話って一体何なのあすらん。」
「いやぁ。社長が出張でドイツに行っちゃたじゃないですかぁ。
IMDにある2台の一眼レフカメラを持ってっちゃったんですよね。」
光星
「それで」
「仕事で必要だからって言って~。なのでカメラがないんですよね~。これじゃ僕仕事にならないんで、新しいカメラを買ってもらえないかと・・・」
あすらん
「社長からはSNSでフォロアー1万人を目指せとか言われているし、一眼レフだと何かと持ち回りが悪くて、まぁだいたい2~3万円ぐらいで持ち回りの良いコンパクトなカメラを買って貰えないかなぁと」
光星
「たしかになぁ。必要かもしれないなぁ」
あすらん
「1万フォロワー獲得するのに2~3万円の投資なら安いもんでしょ」
光星
「うん。2万~3万円なら俺から社長に事後報告でもOKなんで許可するよ。」
あすらん 「やったぜ!では早速」
会社から歩いて15分程度、ヨドバシに買いに行く
「それにしても森高千里って凄いよなぁ~」
ヨドバシカメラに到着です。
CANON 5Ds Rの5060万画素が欲しいけど、さずがに2~3万円だと言っておいて40万円のカメラを買うという度胸はない。
コスパが良くて誰でも簡単にいい感じの写真が取れるとなればCANON M10あたりがベストかな。売れているし。
それでも予算の倍近くだけどね。まぁだいたい2、3万円って言っている訳だし。これでいっか。
Canon M10を買いました。
なんだか購入前の写真にはなかったショルダーバッグなんかもしていますがね・・・
カメラの購入を上司に報告
さぁ用事が済んだらさっさと会社に戻りましょう。
帰りの道すがらCanon M10 でのテスト撮影です。
なんか時間がかなり経過しているけどいつものことなので気にしない。
あすらん 「とりあえずカメラを買ってきましたわ。なんやかんやで7万ぐらいかかりましたわ」
光星
「えっ!7万円!」
あすらん
「ええ。カメラ本体に標準レンズと望遠レンズ。それとレンズ保護フィルターに専用バッグにSDカードも入れて7万ぐらいっす」
光星
「こ、これで1万フォロワー達成できるんだよね?」
あすらん
「できたらいいですね!あ、これ稟議書です。」
光星
「できたらいいねって!稟議書にフォロワー増加について書いてないけど…」
あすらん
「え?なんのことですか?その稟議書でこれを買いました。それだけです。」
まんまとはめられたか。
「7万円って社長どう思うだろう・・・」
「きっとあの人のことだから7万円だすんならもう少しでFUJIFILM X-T10が買えるじゃないんかとか、もうちょっと奮発してCanon PowerShot G3X のほうが・・・
とかいろいろ言われそう・・・」
稟議書はちゃんと書こう
当然ですが会社の経費で大きな買い物をするときには稟議書があったほうがいいです。
「そんなのなくても上長判断でOKだしてるよ」
という会社もあるかもしれませんが、今回のケースのように部下の買いたいものをうまい具合に買わされてしまうことも。
あくまでサンプルですが、画像のようなものでもいいのでフォーマットを用意しておきましょう。
稟議書を書く際のポイントは2つ
・その商品が必要な理由
・その商品の価格が適切である理由
これを押さえるように書くと上司に納得してもらえるはずです。
一方その頃社長は・・・
ドイツでケルン大聖堂を眺めながらのディナーに興奮する模様がFacebookにアップされていました。
帰った来た時の反応に期待がかかります。