ITトレンド
2015.10.01
経済産業省が画像意匠公報検索支援ツールを公開。やっぱりオリンピックロゴの件があったからなのか?

2015年10月1日より経済産業省から公開された「画像意匠公報検索支援ツール」をご存知ですか?
このツールを使うと、任意の画像のデザインに似たものがあるかどうかを簡易的に検索できるというもの。
最近話題になった、東京オリンピックのロゴ酷似問題に関連して公開されたのだと思います。
同じような騒ぎになる前にセルフチェックできるなら、有効活用できそうです。
とにかく使ってみて、どのくらいの精度があるのかをチェックしてみます!
簡単にチェックできるけど…
最初に自分がプロフィールなどで使っているイラストで検索してみます。
知り合いのイラストレーターさんに書いてもらった完全オリジナルなので、似ているものはないはず。
まずは検索方法を標準でやってみよう。色や形重視で検索することもできます。
結果一覧。
似てるかな?構図的な何かは似ていると言えばそうかもしれませんが。
検索方法を形にして再度トライ。
これはなんとなくわかる気がしますね。
デザイン的に似てるとは言い難いですが、形は確かに似ている雰囲気がします。
画像の特徴を把握してモード検索しよう
弊社のキャラクターである「めでたま」でも検索。果たして結果は。
丸いところしか似てない。形だとどうなるかな。
それらしいものが出てくるようになりましたね。
今回の場合火の玉のような形状が特徴なので、「形」で検索すると一番似通ったイラストが出てきました。
検索したい画像の特徴で検索するようしないと効果的に使えないみたい。
「画像意匠」とは何かを理解して使おう
このツールで検索できるのはあくまで「画像意匠」。
世の中にあるイラストやデザインすべてを網羅しているわけではないので、ここで出てこなかったからといって似ているものがないとは限りません。
「画像意匠」とはUIの見た目やスマホのデザインなど、限られたものです。
この検索結果を見るとかなり使い方が限定されそうです。
何だか微妙ですね・・・
今回実践したようなキャラクターやイラストデザインの類似がないかはこことは別に検索する方法を考えておきましょうね。
まぁ一番簡単なものが、google画像検索ですね。
画像に類似する画像がとにかくヒット検索できて、手っ取り早いです。
ただし、画像のアップロードが必要なので企業の機密や極秘に関わる場合はアップロードは危険かと。