採用サイトをコーポレートサイトとは、別に作るメリット
2018.12.05
ビジネス

目次
企業サイトと採用サイトの違いとは?
そもそも何故採用サイトを作るのか?その理由はサイトとしての役割や目的、ターゲットが異なるからです。企業サイト(コーポレートサイト)はお客様や株主、様々なステークホルダーの為に情報発信を行う為のサイトです。
企業の信頼性やサービス、組織力、歴史、自社の強み等を訴求することに重点を置いている為、デザイン性よりも見やすさや分かり易さ、ユーザビリティを重視して制作する場合が多いです。
それに対して採用サイトは、企業が採用活動の為に、コーポレートサイトとは別で制作をしている特設サイトです。サイト上の情報はデザインも含めて全て求職者(新卒の学生や中途採用希望者)に向けて作られています。
企業の雰囲気、働き方、福利厚生面などを客観的に見て、実際に入社した際のイメージをより強く持ってもらうことを目的にしています。
メリットその1 「採用に特化した自由なデザイン・コンテンツが展開可能」
上記で述べたように、コーポレートサイトとは違い、求職者がターゲットとなるので、自由度の高いデザインとコンテンツで自社紹介が可能です。
新卒の学生にとっては、企業で働くことへのイメージが持てていない方も数多くいるかと思います。
採用サイトは、コーポレートサイトでは中々見せることの出来ない社員の本音や考え方、オフの様子、イベントの様子など、どんな会社なのかイメージをつかむ為の材料を数多く展開することが出来ます。
また、学生向けにデザイン面を重視した採用サイトを展開している会社が、ここ数年でかなり増えてきているので、独自性の高い、自社に合ったサイトを制作することで学生への興味を引くことも出来ます。
メリットその2 「より優秀な人材の確保とミスマッチを防ぐことが出来る。」
「転職」へのハードルは随分下がってきている昨今では、会社の雰囲気が合わない、人間関係がうまくいかない、想像していた仕事ではなかった。などの理由から早期転職をする人も増えています。この状況は、少なからず企業側にも責任があると思います。
それは、採用までに十分なコミュニケーションが取れていなかった、いいところばかりを伝えて、仕事の大変なところや具体的な業務を伝えきれていなかったという原因が考えられます。
そのミスマッチを防ぐ為に出来る限りの情報を、サイトを通じて伝えることが大切です。もちろん方法はサイトだけではありませんが、この場では採用サイトについてを重点的にお伝えします。
誰しもに言えることだと思いますが、興味のある企業の志望度が高い時は、必ずサイトを隅々まで確認するはずです。
サイトを確認した方は、より詳しい企業の情報を得ることができ、より入社意欲が高まったり、少し不安に感じたりすると思います。
マイナスになってしまうことも少なからずあるとは思いますが、本当に興味があるなら、求職者は何かしらのアクションを取るはずです。
採用サイトはそのように、求職者と企業の間でミスマッチを防ぐことが出来るツールの一つになります。
メリットその3 「採用活動のツールになり、企業としての採用意欲を示すことが出来る」
採用サイトは、応募者を募るだけではなく、会社説明会や各人事活動のツールとしても利用することが出来ます。
私自身も新卒時代、数多くの企業の会社説明会に足を運んでいました。基本的にはプログラムに従って説明を聞き、実際の社員の方との対談をしたりと決まった流れがあるのかなと感じていました。
ただ、当時を振り返ってみると、サイトを活用している会社は一つも無かったなあと思います。せっかく特設サイトとして制作するのであれば、自社紹介に活用するのは如何でしょうか?
新たな資料を作成したり、内容を考えたりする手間も無くなるのではと思います。
また、採用サイトを作っている会社とそうでない会社とでは、積極的に採用活動を行っている、その為に特設サイトまで作っている、ということも伝わると思います。
特に、ここ数年で採用サイトを制作している会社が非常に増えてきているので、競合他社に負けない為には、制作することをお勧め致します。
まとめ
メリットは上記以外にも多々あるかと思いますが、とにもかくにも採用サイトは制作しておいた方がいいかもしれません。
人材獲得が難しい現在では、新卒採用が会社の存続に大きく影響してくるのではないでしょうか?
特に中小企業や若い力を求めているベンチャー企業などは、ブランド力のある大手企業と違い、根本的な応募数を集めることが難しくなることが予想されます。
少しでも他社との人材獲得の競争を有利に進める為に、考えてみては如何でしょうか?