観光名所の多い東山界隈は駐車場代が高いですね。
一日の最大料金がなく、常に15分でいくら、30分でいくらという駐車場ばかり。
15分で300円って5時間駐車すると6000円にもなる。
こちらは南禅寺の真ん前にある、観光客用駐車場。
普通車も停めれるのですが収容台数は10台ほど。
2時間1000円でその後1時間ごとに500円。
観光バス用の駐車場だと思われるのか、乗用車の駐車スペースが10台しかないのに満車ではなさそう。
よりリーズナブルな駐車場を求めてやってきたのは京都市国際交流会館の駐車場。
はじめの1時間は410円、その後30分毎100円。
この界隈ではかなり安い。
それほど遠くもないし。
京都市国際交流会館に車を停めて南禅寺へと向かう。
およそ500m~600mほどの距離。
この道沿いは湯豆腐が頂ける料亭が軒を連ねる道ですが、ブルーボトルコーヒーのお店などもありました。
さて、参拝門です。
朝早いせいか人が少ない印象。
南禅寺の三門。
以前にこの地を訪れたのは紅葉シーズン。
紅葉が美しいのはもちろんですが、青紅葉も映える美しい観光地ですね。
この生き生きとした緑に青い空のコントラストがいい感じ。
こちらは法堂。
三門、法堂を進むと、あの水路閣が見えてきます。
花崗岩で作られたアーチ型の橋脚。
その長さ全長93.2メートル。
1888年(明治21)に作られたこの水路閣は南禅寺の景観を損なわないよう設計・デザインされたもの。
なぜこのようなものが作られたのかというと、明治当初、明治維新により日本の中心が東京へと移り変わったことで京都の人々は京都が衰退するのを恐れた。
そこで琵琶湖から京都へと水を引き、水力で新しい工場を興じ、舟での物資の運搬を盛んにすることで京都の繁栄基盤を作ろうと考えた訳。
それが琵琶湖疎水と言われる水路。
この水路閣は琵琶湖疎水の一部なんですね。
ご覧の通り、水路閣の上では勢いよく水が流れています。
南禅寺より歩いて5分程度にある蹴上インクライン。
琵琶湖疏水の舟の運搬をスムーズにするため作られた舟を運搬するためのレール。
標高の高い蹴上船溜りと標高の低い南禅寺船溜まりとの標高差は36mもあり、急な傾斜となっているため、舟を滑車に乗せて往来するために作られたもの。
南禅寺船溜まりの光景。
川の対岸は京都市動物園。
南禅寺船溜まりから運河を経て鴨川へと合流。
舟の物資は鴨川から桂川へ、そして淀川へとつながり大阪へ。
こちらは南禅寺の近くにある琵琶湖疏水記念館。
入場無料の施設です。
あまり人がいませんね。
というか全然人がいない。
記念館には蹴上インクラインの精巧な模型が展示されていました。
まぁこの場所の感想はあまりないかもしれない・・・
前回、南禅寺を訪れたのは5年ほど前。
その時は只々紅葉の美しい景観を撮影するために訪れたのだけど。
今回再び訪れてみて琵琶湖疏水についていろいろ学ぶことが多かった。
南禅寺の水路閣を訪れる人は多いけど、琵琶湖疏水って何?
って人も多いのかも知れないなぁ。
せっかく訪れたのだから、何でこんな水路を作ったんだろうと。
興味を持ってもらえたらと思います。
ではでは。