さてさて、今回やってきましたのは三重県伊賀上野。
写真の場所は何処かというと伊賀上野城がある上野公園のそばの伊賀市役所の駐車場。
大阪から出発して三重県って遠いイメージがありますが、西名阪自動車道と名阪国道を使えば大阪の自宅から約1時間で到着です。
しかも天理から上野までの名阪国道は無料区間。
高速料金840円で三重県まで来れるってかなりリーズナブル。
土・日・祝日は市役所の駐車スペースを観光用にしているみたいです。
1日の駐車料金は500円。
駐車場前にある上野公園観光案内所。
いたるところで見かえた忍者の萌え系キャラクター。
様々なポーズの立て看板があったので、さぞかし観光協会が力をいれているのだろう。
クオリティもしっかりしている。
名前とかあるのかな。
調べてみると伊賀嵐マイというらしい。
公式ブログなどもありました。
まぁ、萌えキャラの紹介はさておき、ここから伊賀上野城へ向かいます。
上野公園には忍者のコスプレをした子どもがちらほら。
1日1,000円~で衣装を貸してくれるらしい。
これは良い記念になる事でしょうね。
歩くこと、ものの数分で見えて来た伊賀上野城。
小さいながらも三層の天守閣が美しいです。
小さいお城なので細かなディテールがはっきりと見えますね。
こちらは忍び井戸。
伊賀上野城の城主、藤堂高虎は徳川家康より、大阪城の攻略が失敗した場合はこの上野城で籠城するとの秘命を受けていた。
そのため、3ヶ月の籠城に耐えるためには兵糧、水、塩の確保が大切として城内に深井戸を掘り、水源を確保。
続いて、井戸の中に横道を掘り、抜け穴としたらしい。
その道は城から四方に伸び、その長さ一里にもおよんだとの事。
そこから兵糧を搬入し、援軍を迎え入れる道として。
また、もし落城した場合でも、この道を使って忍びの者をはなち、城内を攪乱して奪取することも考えて設計されたらしい。
さて、いよいよ城内へ。
入場料は大人一人500円。
お城の1階はこんな感じ。
大きな梁に板の間の空間。
もちろん写真撮影OKです。
甲冑や当時のさまざまな生活用品が展示されています。
2階へと続く階段。
昔の階段はかなり急な階段。
こちらが城の2階。
当時の食器や生活用品が展示されています。
こちらは野弁当。
お重に水筒っぽいものがセットになっています。
さて、いよいよこちらが最上階です。
最上階の天井には横山大観をはじめとする有名人の書画46点の大色紙が飾られています。
天井の格子。
何かと思えば弓矢の矢だった。
これ、みんな気が付いてないみたい。
お城からの眺め。
さてさて、登ってきた階段を下ります。
やはりかなり急な階段ですね。
この兜、珍しくないですか。
唐冠形兜(とうかんなりかぶと)の中でもかなり個性的。
これ、向かい風に不利だし、刀や槍を振りかぶると兜が邪魔なような気がするんですが・・・
実戦用ではないのかな。
伊賀上野城の石垣の高さは日本1位、2位を争う高さの石垣です。
その高さ約30mほど。
では、何処のお城の石垣と高さを競っているのかというと、大阪人なら分かりますよね。
そう、大阪城の石垣です。
続いてやってきたのは伊賀流忍者博物館。
入館料は大人1人756円。
忍者の実演ショーを見たい人は入館料とは別に観覧料400円が必要です。
今回は実演ショーはパスという事で・・・
ではでは、さっそく忍者屋敷へと向かいましょう。
ここでは忍者に扮したスタッフが屋敷のからくりを説明しながら案内をしてくれます。
まずは屋敷に入る前に、普通の侍の刀と忍者の刀の違いを説明。
上と下、どちらが侍の刀でどちらが忍者の刀でしょうか?
お屋敷の中は写真撮影OKなのですが、動画はNGとの事。
ネタバレするといけないからでしょうね。
ここからはネタバレしない程度にその魅力を紹介します。
とりあえずこの4枚の扉にからくりがあります。
忍者屋敷と言えば定番のあれです。
そしてこの欄間にもからくりがあります。
この写真に写っている中にも様々なからくりがあります。
その答えはスタッフの人が丁寧に説明をしてくれます。
こんな感じでからくりの重要性や特長を丁寧に説明してくれるので子ども達も楽しそう。
それでもって、種明かしをする際の動きが俊敏で凄い忍者っぽい。
とにかく素早く、一瞬の動きでそのネタを披露する。
パパーンとからくりを実践するスタッフの動きは見事でした。
伊賀鉄道の伊賀上野駅を渡って、南側にある城下町エリアへ。
松本零士がデザインした忍者車両が走っています。
こちらは和菓子屋おおにし。
伊賀上野伝統の銘菓「丁稚ようかん」を売っているお店です。
購入したのは丁稚ようかんではなく、忍者の形をした忍者最中。
一つ110円。
つづいてやってきたのは養肝漬 宮崎屋。
「おしょうゆ」のお漬物を作っている老舗です。
ここで購入したのは白瓜 しそのたまり漬。
白ごはんにぴったりのお漬物。
お茶漬けのお供にもいいです。
お味はきゅうりのQちゃんを濃厚にした感じ。
こちらは町屋を改装したお惣菜屋「ハハトコ食堂」。
野菜を水洗いする、切る、下ごしらえをするといった母から子へ台所で伝えられてきた家庭のやさしい味にこだわったお店。
雰囲気のある店内で食事をすることも可能です。
こちらはあられや飴を量り売りしているお店。
昭和の風情が残った魅力的なお店です。
こちらはお茶の葉を取り扱う「むらい萬香園」
店内に入るといいお茶の香り。
店内でお茶をいただくことも出来ます。
伊賀上野の城下町にはまだまだ昔ながらのお店が残っています。
まだまだ、観たい場所はあるんだけど、歩きだとなかなか回り切れません。
レンタサイクルを利用して、散策するのがおすすめです。
何かと忍者だらけの伊賀上野。
さぞかし海外からの観光客が多いのだろうなと思っていましたが。
意外に少なく、子ども連れの観光客が多かった印象。
各施設への拝観料もそれほど高くなく、リーズナブルで丸1日過ごせる観光地。
秋の行楽シーズンに伊賀上野なんていかがでしょうか。