日本では夏の風物詩といえば怪談。
全国各地ではホラーイベントが夏限定で開催されたり、TVでは心霊特番が組まれたりします。
で、ちょっと疑問に思ったんです。
海外でも夏に怪談話をする習慣や文化があるのかって事。
調べると、どうやら日本特有の事みたいです。
湿気が多いからでしょうか、怪談話をして恐怖で毛穴が収縮します。
これが「ぞ~っとした寒気」と感じるのは日本特有の感覚らしいのです。
恐怖で鳥肌が立つことがありますが、関西では鳥肌の事を「さぶいぼ」と言います。
寒いことをさぶいと言いますので。
どうやら鳥肌が立つと寒いとも解釈するんですね。
海外では毛穴が収縮すると恐怖と捉えるようです。
また、海外では日中こそ暑いですが、日が落ちればそれほど暑くない。
なので真夏の夜の納涼ってのがそもそもない。
湿気の多い日本は日が落ちてもじめじめっと暑いですですから、これが日本の夏の夜の納涼に怪談話って事になるんでしょうね。
ちなみにGoogle翻訳で「納涼」を翻訳しますと。
なんだこれは・・・
納涼を英語翻訳すると「Summer Night」
なるほどね。まぁそうなんだけど。
これじゃ通じないです。
「夏の夜」。
納涼ではなく、これでは男女の夏の恋愛ってイメージしてしまいますよね。
四谷怪談などの芝居でお岩さんが現れる時「ひゅーどろどろ」なんて言いますが、この「ひゅー」って風が吹いて納涼感を演出しているんだと思うのです。
こんな感覚は日本独特のものかも知れませんよね。
日本では夏にお盆があり、仏様が帰ってくるというのもあるのかもしれない。
夏の納涼の怪談話。
民俗学としてまたは日本の文化として
どのような解釈をするのかとても面白い研究だと思うんですよね。