ハクビシンって特定外来生物じゃないって知ってました?
私はずっと外来生物だと思っていました。
実はこの本によると、江戸の書物にハクビシンらしき動物の記載があるらしく、古くから日本で生息していた説と明治期に毛皮のために輸入された説とハッキリしていないようです。
そんなハクビシン。中国や東南アジアでは高級肉として扱われているようですが日本人は猟師でも滅多に食べないのはこれまで狩猟鳥獣とされていなかったとの事。
日本では四国地域に集中して生息しているらしい。
どうやってハクビシンを捕獲するのかというと箱罠というネズミ捕り器を大型にしたもので、価格ドットコムやアマゾンでも買えるって。
試しに調べてみると確かにアマゾンで取り扱っている。
種類も豊富だし、特殊な製品にしては価格がペット用のケージ並みにリーズナブルで数千円で手に入る。
罠に使う餌はアジフライに揚げパンというのも面白い。
そして罠にかかったハクビシンにとどめを刺すのは水没という方法。
川に罠ごと沈めます。
私が小さい頃、ネズミ捕り器にかかったネズミを殺すのに父親が近くの川に沈めてましたが、ハクビシンも同じ方法で仕留めるんですね。
その味は牛肉よりも臭みがなく、著者によるとハクビシンのすき焼きは実に旨く、牛肉を使った料理レシピをハクビシンの肉で代用すると牛肉よりも美味しくなる可能性を感じると。
ネコ目ジャコウネコ科の動物の肉がそんなに美味しいなんて意外です。
食べてみないと分からないものですね。
機会があれば一度食べてみたいもんです。
この本で紹介されているミカン農家を営みながら害獣を駆除する高知県の長野さんはブログで取材の経緯を書かれています。
http://sea.ap.teacup.com/akameno1/142.html
この本の著者である田中康弘さんの山怪も面白そう。
山で働く人が山で体験した不思議な出来事を集めた本です。ホラーではありませんよ。
http://www.amazon.co.jp/dp/4635320049