
ずーっと「蛍の光」だと思い込んでおりました。
実はあの曲、「蛍の光」をワルツに編曲した「別れのワルツ」って曲だったんですね。
1949年に日本で公開されたアメリカ映画「哀愁」の中で使われた曲なんです。
日本人なら誰しもこの曲が流れたら、閉店時間なんだなと思うわけですが、海外の閉店の音楽ってなんなのでしょうかね。
と思って調べると、アメリカでは閉店時には居心地が悪くなる音楽をドンジャカドンジャカ流すらしい。
「さぉさぉみなさん帰った、帰った」と急かす感覚なんでしょうね。
そしてアメリカ人からすれば、なんで日本ではこの曲が閉店の合図なんだと思うようで、これって大晦日に流す曲じゃないの?ってなる。
なるほど、年がら年中、お店で「第九」が流れている感覚なんだな。
そこで再び疑問、なぜ年末になると「第九」なのか?
どうやら戦後、1947年に日本交響楽団(現NHK交響楽団)が12月に3夜連続で第九を演奏した。
すこぶる観客が入ったのだという。
他の楽団もそれを真似たのが年末の定番「第九」の始まりというわけ。
思い込んでいたことに疑問を持つと、いろいろな発見が見つかるもんだ。